西山 敏樹（にしやま としき、1976年3月29日 －）は、日本の公共交通の研究者。特に、日本や諸外国のバスの事業や政策に精通する。交通に関する歴史ものの執筆なども多い。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科特任准教授、及び慶應義塾大学医学部特任准教授、慶應義塾大学教養研究センター所員を経て、現在は東京都市大学都市生活学部、及び大学院環境情報学研究科都市生活学専攻准教授。財団法人地域開発研究所客員研究員等を兼務。東京九区選出の自民党衆議院議員の菅原一秀は、母方の従兄である。公共交通の政策や経営からユニバーサルデザイン化、リスクマネジメント等に行政や事業者らと精力的に取り組む。近年では、2008年7月16日のJR東海バスでのバスジャック事件でもTBSの『NEWS23』、『イブニング・ファイブ』等に出演。その後もバスジャック対策他、バスの安全対策でのマスコミでのコメントや寄稿が多い。バス事業の維持と活性化、安心で安全なバス車輌の開発、電動バスの普及策にも取り組んでおり、近年の高速バスの制度改革等でも関係のマスコミ等に登場。近年のバスの事故多発に関する論稿やマスコミ出演も増えている。バス事業者や自治体へのバス関係の事業アドバイスも多い。AO入試のはしりとしても有名であり、バスのバリアフリー化の研究等によるAO入試のパスが、1995年前後に話題となった。新聞やテレビ各社、ベネッセ各雑誌、山田ズーニーの「おとなの小論文教室。」、「おとなの進路教室。」等でも取り上げられ、好きなテーマや問題を研究や仕事にしていく姿がマスコミや教育雑誌等に多数取り上げられている。この関係から近年では大学の教育・経営論等への露出も増えている。1994年に攻玉社高等学校卒業、1998年慶應義塾大学総合政策学部卒業、2000年慶應義塾大学政策・メディア研究科修士課程修了、2003年慶應義塾大学政策・メディア研究科後期博士課程修了で博士（政策・メディア）取得。慶應義塾大学の特任准教授、東京都市大学の准教授として、電気自動車技術の普及戦略、及び関連する未来の交通政策のあり方について永年研究。併せて、財団法人地域開発研究所客員研究員として、交通環境のユニバーサルデザイン化についても研究。技術と政策の融合エリアとして、交通事業の未来社会戦略を描くことを得意とする。ライフワークとして、路線バスの維持や活性化、バスのリスクマネジメント等に熱心に取り組む。徹底した現場主義を貫き、学会での受賞も多い。政策分析ネットワーク優秀賞、同若手研究者賞、EcoDesign2005とEcoDesign2007でBest Poster Award連続受賞（邦訳：最優秀対話講演賞）等、国内外の学会で評価を受けている。近年ではバスの床材や車いすの高機能化、電動バスに関する学術論文や発表が多い。2014年には、豊田自動織機とともに、自動運転機能と電動車輌技術をミックスさせた病院内患者移動支援システムをプロデュースし、グッドデザイン賞を受賞。ヒューマンインタフェース学会の評議員や、政策分析ネットワーク事務局長代理等も兼務している。趣味の分野でも鉄道模型やバスの模型の収集家(特に骨董的製品の収集)として知られ、関連の寄稿等もある。

出典:wikipedia