ローヌ・プーランク(Rhône-Poulenc )は、かつて存在したフランスの化学・製薬企業。1928年に、ローヌ化学工場会社(Société des Usines Chimiques du Rhône)とプーランク兄弟社(Établissements Poulenc Frères)が合併してローヌ・プーランクを称した。ローヌ社は1895年にローヌ川流域の化学工場が合同しリヨンで創業された。プーランク社はパリで薬種商エチエンヌ・プーランクにより創業され、その息子エミール(作曲家フランシス・プーランクの父に当たる)とカミーユ兄弟の代(1900年)に製薬会社として設立された。その後、フランスを代表する総合化学・製薬企業として発展し、1980-90年代には国策企業として国有化された。これ以後、医薬品を中心に据える方針をとった。1990年にはアメリカの製薬企業ローラー(Rorer)を合併し、グループの中核である医薬品部門はローヌ・プーランク・ローラー(Rhône-Poulenc-Rorer)となった。1997年には、化学品部門が分離しローディア(Rhodia)として現在に至る(日本法人はローディア株式会社)。1999年、ローヌ・プーランクはヘキストと合併しアベンティス(Aventis)となった。さらにアベンティスは2004年、サノフィ・サンテラボ(Sanofi-Synthélabo)と合併し、サノフィ・アベンティスとなった。農薬部門はヘキストとの合併により、アベンティス・クロップサイエンス(Aventis CropScience)となり、さらに2002年にはバイエルに買収された。ローヌ・プーランクにより創設された賞として、ローヌ・プーランク科学図書賞(その後アベンティス科学図書賞、現在は王立協会科学図書賞Royal Society Prizes for Science Books)などがある。
出典:wikipedia
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