シネマ歌舞伎(シネマかぶき、Cinema Kabuki)とは、松竹株式会社が制作する映像作品の名称である。シネマ歌舞伎は、歌舞伎の舞台公演を高性能カメラで撮影しスクリーンで上映する手法であり、2005年1月、最初の作品である『野田版 鼠小僧』(作・演出:野田秀樹、2003年8月歌舞伎座にて上演)が東京・東劇で公開された。シネマ歌舞伎の役割は、歌舞伎座改築後の1年間の観客の8割は40代以上であるため、観客の先細りが心配されており、またNHK-BSの減波のため歌舞伎の舞台放送が減少しており、舞台を見る機会が減少しているため、若年層や地方の観客を掘り起こす地道な努力の一環である。効果はまだ明らかではない。2014年7月までで23作と、「わが心の歌舞伎座」が上映された。2015年6月の第22作「三人吉三」は、NEWシネマ歌舞伎と称している。シネマ歌舞伎という手法は、松竹が持つ以下の特色を生かして開発されたものである。また、撮影には、SONYのテレビ用HDカメラが使用されている。2008年9月には、銀座・ソニービルにて「シネマ歌舞伎展」が開催され、予告編を中心に編集した特別映像やメイキング映像の上映、撮影に使われた機材や道具類の展示が行われた。2008年現在、シネマ歌舞伎の制作には以下の2種類の方法がとられている。法界坊以降の作品では、上映画質が低下しているといわれている。第1作は東劇のみ上映で、その後もフィルムの巡回上映で5館だったため赤字だったが、2009年「法界坊」からデジタル化されて黒字化でき、「春鏡鏡獅子」(2013年)では39館上映になった。松竹株式会社では、シネマ歌舞伎を「映画でもなく歌舞伎でもない『新しいメディア』」と位置づけており(同社公式サイトより)、通常の映画作品とは異なるルートで公開している。シネマ歌舞伎の上映形式には以下の特徴がある。「シネマ歌舞伎クラシック」(東劇のみ上映)を2013年6月、2014年7月び公開した。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。