中央美術学院(, )は、中華人民共和国教育部直属の美術大学。『マニラ・ブリテン』紙によれば、「中国で最も権威がある著名な美術大学」である。中国国内で最も入試倍率が高い大学の一つであり、例年応募者の90%が不合格となっている。中央美術学院は1950年4月に創立された。国立北平芸術専科学校と華北大学の第三キャンパスにあった美術系が合併して出来たのである。毛沢東が大学名を揮毫した。「国立北平芸術専科学校」の歴史は、1918年に著名な教育者の蔡元培が創立した「国立北京美術学校」まで遡ることができる。これは、中国の歴史上初の国立美術教育機関であり、中国の近代美術教育の幕開けとなった。中央美術学院の歴代院長には次の人物がいる。徐悲鴻、姜峰、吴作人、顧原、靳尚誼。現在の院長は范迪安、副院長は董长侠と苏新平であり、中国共産党委員会書記は高洪である。中央美術学院は下記の8つの学部から構成されている。また、大学院と附属の美術高校も持っている。572名の教職員がおり、学生は学部・大学院合わせて4,700名在籍している。留学生の数は100名を超える。附属美術館には貴重な資料が所蔵されており、明朝以降の中国画巻が2,000本以上収められている。中央美術学院は国内一流の学術誌『美術研究』と『世界美術』の編集・発行・配布も行っている。中央美術学院のデザイン系のプログラムは、1995年にデザイン学科として40年ぶりに復活した。2002年10月には、デザイン学部()になった。学生が将来、プロのデザイナーとなるための準備・訓練を行うことがデザイン学部のミッションであり、創造的思考と実践的技能を身につけられるよう、学部・修士・博士の各課程で次のような幅広い専攻を設けている。視覚コミュニケーションデザイン、プロダクトデザイン、ファッションデザイン、写真、デジタルメディア、デザイン理論・デザイン史。デザイン学部は中国のデザインを促進する重要な役割を担っており、デザイン活動に非常に活発に関わっている。最も顕著な例として、2008年の北京オリンピックのデザインを手がけたことが挙げられる。中央美術学院の新しい美術館は、日本の建築家である磯崎新がデザインしたものである。中央美術学院のキャンパス北東部にある。住所は北京市朝阳区花家地南街8号。床面積は3,546平方メートル、敷地面積は14,777平方メートルある。美術館は大学の創立90周年に合わせて、2008年10月にオープンした。6階建ての新美術館にはいくつもの貴重な所蔵品があり、明朝以降の中国画巻が2,000本以上収められている。企画展を定期的に開催している。チケットの値段は10人民元である。中央美術学院は1989年の天安門事件の際にメディアの注目を集めた。学生たちが巨大な彫像を作り、「民主主義の女神」()と名づけたのである。中国の8つの美術大学が、この彫像の目的を説明する声明文に署名した。
出典:wikipedia
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