『ザ・ベンズ』(The Bends)は、イギリスのロックバンド、レディオヘッドの1995年に発表された2ndアルバム。"High and Dry"/"Planet Telex"、"Fake Plastic Trees" 、"Just"、"Street Spirit (Fade Out)"の5曲4枚がシングルカットされ、4つのPVが作られた。また"My Iron Lung"はアルバム発売前のEP"My Iron Lung"において先行リリースされている。ローリングストーン誌が選ぶオールタイム・ベストアルバム500(大規模なアンケートで選出)では110位。1stパブロ・ハニー期からの流れを組む歪んだギターが目立つロックナンバーと、主にアルバム制作の後半に作曲/録音されたメロディアスナンバーによって構成されており、"Planet Telex"におけるサンプリングされたドラム・ループや"Street Spirit (Fade Out)"の陰鬱なマイナーコードの調べなど、以降のレディオヘッドの楽曲の中心となる音楽的要素も、すでに萌芽を見せている。当初レコーディングは前作と同じくポール・コルデリーらをプロデューサーとして行われたが、追加ツアーが舞い込んだことや疲弊しきったメンバー間の不仲など多々の紆余曲折で一端中止に追い込まれ、結果的にはザ・ストーン・ローゼズの1stアルバムをプロデュースしたことで有名なジョン・レッキーを招いて再開された。その際、レッキーの雑用として参加していたナイジェル・ゴッドリッチとバンドは初めて巡り合うことになる。ジャケット写真にのっているのは救命訓練用の人形で、トムがそのオーガズムに達したかを思わせるような表情を気に入って病院から借りてきたものである。アルバムタイトル"The Bends"は水面への急浮上によってダイバーがかかる病気(減圧症)の意味。シングル「クリープ」のみが輝かしい評価とセールスを記録した1st『パブロ・ハニー』と違い、1995年の英国メロディー・メイカー誌の年間ベストアルバムランキングにおいてオアシスの『モーニング・グローリー』につけて2位を獲得するなど、軒並みアルバムの評価は高かった。リリース当初はセールスに苦しんだが、過酷なスケジュールの世界ツアーの効果もあってか、最後のシングル"Street Spirit (Fade Out)"は英国チャートで5位につけ、アルバム自体もチャート上位こそ無縁だったものの本国やアメリカにおいて驚異的なロングセールスを記録した。ローリングストーン誌が選ぶオールタイム・ベストアルバム500においては110位、これは現役の90年代以降に生まれたバンドのアルバムとしてはトップであったが2012年度の改訂では後のキッド Aが67位に上昇した。作詞・作曲は全てトム・ヨーク、エド・オブライエン、コリン・グリーンウッド、フィル・セルウェイ、ジョニー・グリーンウッド
出典:wikipedia
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