トロ・ロッソ STR3("Toro Rosso STR3")はスクーデリア・トロ・ロッソが2008年のF1世界選手権に投入したフォーミュラ1カー。デザイナーはエイドリアン・ニューウェイ。パーツ開発の遅れから第6戦モナコグランプリでデビューした。基本的には昨シーズンのSTR2を正常進化させたマシンである。概観はシャークフィンを装着するなどレッドブル・RB4に酷似しており、エアロパーツもRB4の数戦遅れで導入されている。しかしエンジンは違うことから、ギアボックスやエンジンの補機類はSTR3専用のため、そこのエアロデザインはSTR3独自のものである。信頼性が向上されたSTR3の投入により、STR2Bでリタイアの続いた状況から一転した。特に第14戦イタリアGPでは、雨のコンディションでセバスチャン・ベッテルがポールポジションを獲得。決勝でも危なげない走りでポールトゥーウィンを果たして、ベッテル自身とトロ・ロッソの前身であるミナルディを含め、初ポールポジション・初表彰台・初優勝を成し遂げた。またフェラーリ以外のイタリアンチームが優勝したのは、にマセラティ250Fを駆ったスターリング・モス以来、半世紀ぶりのこととなった。技術・開発・予算などが高騰して、独立系チームが優勝することは不可能といわれているなかでの偉業だった。最終戦ブラジルGP終盤でも、ドライバーズ・チャンピオン争いの首位にいたマクラーレン・MP4-23を駆るルイス・ハミルトンをベッテルがオーバーテイクしたことにより、タイトルの行方を最終ラップまでわからなくする活躍をした。親チームのレッドブル・レーシングより先に初勝利を上げ、ここで獲得したポイントにより、コンストラクターズランキングもレッドブル・レーシングの7位を上回り、6位となった。太字はポールポジション、"斜字"はファステストラップ。()ドライバーズランキング
出典:wikipedia
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