ノーカラーとは、学生服の詰襟に装着される白く堅いプラスチック製の襟カラーを取り外して、襟カラーのない黒襟の状態で着用することをいう。学生服をノーカラーにする目的として、などがある。多くの学校でノーカラーは、明文化されているかどうかは別として、校則違反とされており、2~4の場合、教師はカラーをつけるよう生活指導を行っている。ただし、1の場合は、異装許可願や診断書を生徒に出させ、ノーカラーを公認することが多い。2~3については、軽微な着崩しだとして、黙認される事もある。だが、生活指導に反抗するかたちになることはかわりなく、それまで装着していたカラーを外して登校する最初の日(ノーカラーデビュー)は、生徒にとって、緊張したり、クラスメートや先生の目が異常に気になったりするものである。しかし、慣れればノーカラーがむしろその生徒のクラスでの象徴となり、いったんノーカラーにしてしまった生徒は、強い生活指導がない限り、そのままカラーのない状態で通学を続け、卒業式にもノーカラーで参列することも多い。また、クラスメートや部活の後輩にカラーを取り去るよう薦めて、その結果校内でノーカラーの生徒が増殖してゆく要因となる。 なお、ノーカラーにすると襟の内側が汚れるうえ、カラーを留める突起や襟章の裏ネジが首にすれやすくなるから、必ずしもノーカラーにしたから学生服の着心地が楽になるわけではない。 大韓民国では、戦後も1984年まで、詰襟学生服が学校の制服として広く男子中・高生に着用されていた。しかし襟カラーは戦後になって装着されなくなり、韓国ではほぼ全ての生徒が常時ノーカラーで詰襟を着用した。日本国内の朝鮮学校においても基本的にノーカラーであったため、昭和40年代~50年代の不良文化において、チョンバッグや丈を詰めてスカートを伸ばしたチマチョゴリ風のセーラー服などと同様に日本人中高生の模倣の対象となった。
出典:wikipedia
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