レベッカ・チェンバース ("Rebecca Chambers") は、カプコンのゲーム『バイオハザードシリーズ』に登場する架空の人物。ラクーンシティ警察署 (R.P.D.) の特殊部隊「S.T.A.R.S.」ブラヴォーチームに所属する隊員で、ポジションはリア・セキュリティ (RS) 。18歳で大学の学士課程を優秀な成績で卒業した才女であり、化学や薬品の精製・調合のエキスパートという才能と知識を買われ、S.T.A.R.S.にスカウトされた経歴をもち、ウェスカーからも期待の新人として一目置かれていた。趣味は不明だが、『2』のファイルではバスケットボールのユニフォームでボールを持っている姿が描かれており、スポーツウーマンの一面があることが伺える。無邪気で精神的に脆い部分があるものの、多少のことでは動じないマイペースさと、天性のサバイバル能力を持ち併せており、『5』のマーセナリーズではヘッドスプリングを行えるほどの身体能力も披露している。『1』のオリジナル版ではバンダナをしていた。没になった『0』のプロトタイプ版では当初はベレー帽で後にビリーからバンダナを貰うという予定だった。また『1』のオリジナル版、『0』のプロトタイプ版のコスチュームは『0 HDリマスター』の追加コスチュームとして登場している。『0』と『1』では、同僚であるリチャード・エイケンの指導の下、新米ながらラクーンフォレストで起きた猟奇事件の捜査に配属後初任務として赴いていた。その後、単独行動中、黄道特急の列車内でゾンビに襲われるが、そこで出会ったビリー・コーエンと成り行きから協力することになる。初めはビリーのことを凶悪な殺人犯と嫌悪していたが、彼の誠実さに触れ、次第に信頼を寄せていき、やがて事件の黒幕であるジェームズ・マーカスをビリーと共に倒すと、ビリーを逮捕せずに仲間が待つ洋館へと向かった。また、ビリーと別れる時には彼のドッグタグを譲り受け、首に着けている。洋館へ辿り着いた後はリチャードと合流し、共に仲間の捜索を開始する。しかし、大蛇ヨーンによってリチャードが負傷して身動きが取れなくなったところを、クリスに救助された。その後、リチャードを含め彼以外のブラヴォーチームも全員死亡していたため、チームで唯一無事に洋館から脱出した者となった。洋館事件後はビリーに宣言した通り、彼の死亡報告書を提出している。『2』ではR.P.D.署内でレベッカの写真を入手することが可能。『5』ではストーリーには全く絡まないが、『5AE』に収録されている「THE MERCENARIES REUNION」でプレイヤーキャラクターとしてバリー・バートンと共に参戦している。T-ウイルスに対して完全な抗体を持っているため、ゾンビなどと接触したり、攻撃を受けてもゾンビ化することがない。洋館事件後の足取りは長らく不明となっていたが、『5』と『6』の間のストーリーであるシリーズ初の舞台作品『BIOHAZARD THE STAGE』において、無事生存しており、西オーストラリア州に位置するフィロソフィー大学の教授とB.S.A.A.のアドバイザーを兼任していることが判明した。西暦2010年8月、フィロソフィー大学でバイオテロに巻き込まれ、事態の鎮圧に来たB.S.A.A.の隊員クリス・レッドフィールド、ピアーズ・二ヴァンスと共にバイオテロに立ち向かう。2017年公開予定のフルCG長篇映画作品『バイオハザード ヴェンデッタ』に、クリス・レッドフィールドとレオン・S・ケネディと共に登場予定。

出典:wikipedia