マンモスマンは、ゆでたまごの漫画『キン肉マン』およびその続編『キン肉マンII世』に登場する架空の人物。マンモスをモチーフにした超人である。アニメ版での声優は佐藤正治。キン肉星王位争奪編「失意!キン肉マン!!の巻」より登場。1万年前の氷河時代を生き延びたマンモス一族が進化した超人。2本の巨大な牙「ビッグ・タスク」と長い鼻「パワフル・ノーズ」を操るパワーファイターである。運命の5王子の一人キン肉マンスーパー・フェニックス率いる知性(フェニックス)チームのメンバーとして登場した。その圧倒的な強さから、対戦相手を舐めきるファイトをしていたが、ロビンマスクら正義超人との闘いを経て真剣勝負の清々しさに目覚め、最後はロビンマスクとの真剣勝負の末に消滅した。弱点として精神面が弱い点がある。そのため、フェニックスに裏切られた時のために奥の手を温存しておくなどの策を練っており、パワーだけの超人でない所を見せた。また親からも顔を傷つけられたことがなく、顔を傷つけられると激昂するという一面も持っている。『キン肉マンII世』登場時は、知性と獣性の相反する性格を共有する超人と紹介されている。「夢の超人タッグ編」終盤の応募超人の1人であり、ゆでたまごによると王位争奪編の開始前から、次のシリーズでの活躍を決めており、バッファローマンのライバルとして選んでいた。キン肉星王位争奪サバイバルマッチに不満を持ちフェニックスに襲い掛かるキン肉マンを突き飛ばした時に初登場し、その存在感を示した。マンモスマンは通常毛皮の上に鎖をつけているが、『週刊少年ジャンプ』での初登場時は鎖は描かれていなかった(単行本では修正されている)。一回戦の会津若松城にて行われたキン肉マンビッグボディ率いる強力(ビッグボディ)チーム戦では知性チーム先鋒に選抜。強力チームの先鋒ペンチマンを撃破、続く次鋒レオパルドンを瞬殺し、中堅ゴーレムマン相手にはキン肉マンチームが3人抜きを決めるまで手加減するなど余裕のファイトを見せ撃破。続く副将キャノン・ボーラー戦では、次鋒のフェニックスと交代するためわざと引き分けになるなど無類のタフネスを見せている。二回戦の名古屋城で行われたキン肉マンソルジャー率いる残虐(ソルジャー)チームとの戦いでは当初、先鋒サタンクロスが引き分けた後の次鋒として選抜されていたマンモスマンだったが、残虐チームの提案により空中に浮かぶ立方体リングでフェニックス、マンモスマン、プリズマンの3人とソルジャー、バッファローマン、ブロッケンJr.の3人による3vs3の6人タッグマッチを戦う。フェニックスの策略により、残虐チームを分断させ、ソルジャーと交代したバッファローマンと野獣対決を繰り広げる。一度は自身のビッグ・タスクによりバッファローマンを恐怖させるが、ソルジャーの助言により、恐怖を断ち切ったバッファローマンの「超人十字架落とし」によりダウン。ソルジャーに「お前の攻撃は当たる自信がないからお前には絶対に倒されん」と予告され冷静さを失い怒涛のパンチを繰り出すも交代に追い込まれる。その後、ソルジャーの秘密が書かれた超人預言書のページを残虐の神から受け取ろうとするが、バッファローマンの妨害により場外へ転落。もみ合いの末「バッファローBOMB」によりKOされるが、実は預言書を奪うための芝居であり、戦闘不能には至らなかった。バッファローマンの隙をついて手に入れた預言書が、ソルジャーの身体に作用することに気付き、フェニックスの命令で屋外のたいまつの中に放り込んでしまう。バッファローマンとの対決は本編の直前に行われた企画「夢のビッグマッチ人気投票」で2位に選ばれている。同じ頃に発表された第4回人気投票では9位にランク入りしている。この扱いに関して「不人気超人NO.1だと思っていたが、人間どもは、何を考えているんだ」とコメントしている。キン肉マンチームの特訓をフェニックスらと偵察していたマンモスマンは、奈良の竹林での自分への対策を終えて、決勝会場である大阪城へと向かっていたウォーズマンを襲撃。「ビッグ・タスク・ドリル」でマスクを破壊し、戦闘不能に追い込む。決勝戦では副将に選抜されていたが、変則タッグマッチであるイリミネーション・ルーレット・マッチに参戦し、フェニックス、オメガマンと共にキン肉マン、ロビンマスク、ザ・サムライと闘う。ロビンの作戦により預言書が燃え肉体が消滅し始め、さらにビッグ・タスクで自らを貫く深手を負ったため、「もう役には立たない」とフェニックスとの間に亀裂が生じ見捨てられ、ロビンと共に預言書のページを燃やされて消滅の危機に陥るが、裏切られた時のための切り札「アイス・ロック・ジャイロ」をくらわせ離反。キン肉マンから自軍に勧誘されたが前述のように真剣勝負の醍醐味を知り、どちらの味方にもつかずロビンとの決着を求める。氷漬けにしたロビンにとどめを刺そうとするが技を返され、両足が消滅したロビンはタワーブリッジを敢行。リングに乱入したキン肉マンとネプチューンマンの協力によりタワーブリッジを成功させた。しかしまだ息絶えておらず、ロビンに襲い掛かるがそこから更にロープを利用した「ロープワーク・タワーブリッジ」で今度こそKOされ敗北。マンモスマンの預言書を繋ぐ糸が断ち切れ消滅が始まった。ここで先にロビンが消滅。この戦いを通じて真剣勝負の醍醐味と正義超人の友情の素晴らしさに魅せられ、残されたキン肉マンたちにロビンのアノアロの杖を形見として残し、「おれはお前たち正義超人の友情にほだされたわけじゃない」と満足そうに微笑みながら涙ながらに消滅した(ロビンに襲い掛かったのはこれを取り出すためだった)。消滅後、フェニックスから預かっていた、ビッグボディの血の瓶詰めはキン肉マンの手に渡り、真紅のマントに用いられた。アニメでは最終回にてキン肉マンのフェイス・フラッシュにより復活するシーンが描かれ、その後もキン肉マンの祝勝会の牛丼パーティに参加していた。『キン肉マンII世』では、時系列ではキン肉星王位争奪編の前となる『究極の超人タッグ編』に登場。21世紀から来たウォーズマンにスカウトされ、彼とヘルズ・ベアーズを結成する。それ以前のヘラクレス・ファクトリーの講義では、悪魔将軍、フェニックスに並ぶ3大最強悪行超人と言われていた。究極の超人タッグ出場当初はヘルズ・ベアーズNo.1マイケルに熊の着ぐるみで扮装し、無邪気な態度を装いつつも、時折見せる凶暴さで予選のバトルロイヤルを勝ち上がり、1回戦の相手であるチーム・コースマス(メテオマン、スプートニックマン)を撃破する。2回戦の組み合わせ抽選会にて対戦チームのヘル・イクスパンションズ(ネプチューンマン、セイウチン)と対峙した際、当初はネプチューンマンからはどこぞの馬の骨呼ばわりされるものの、セイウチンと対峙した際に激しく興奮し、氷の属性を持つ獣の超人であることが露呈。ネプチューンマンを戦慄させる。2回戦の試合中、ネプチューンマンとのロックアップの際に正体を現し、彼の「審判のロックアップ」を力ずくで解除する。その後、ウォーズマンとのコンビネーションで、ヘル・イクスパンションズを追い込むが、1回戦とは違い得意の残虐ファイトをウォーズマンに制止され、次第に苛立ちを募らせる。ついにはウォーズマンを裏切り、セイウチンを倒されたネプチューンマンに寝返ることとなる。蛍石を食べることで一時的に光ファイバーの能力を得たことでネプチューンマンと共にウォーズマンをツープラトン技で襲撃、さらに彼を庇ったセイウチンの顔をクロスボンバー剥がし、ウォーズマンをKOした後に「新星(ノヴァ)・ヘル・イクスパンションズ」を結成する。その後、突如現れた大魔王サタンの「黒後家蜘蛛の呪い」のエネルギー注入に参加。準決勝前夜、ミートから「超人大全」を奪い取り、その内容を吸収する。再度行われた組み合わせで、準決勝では時間超人のタッグ・世界五大厄(ライトニング、サンダー)とソードデスマッチで対決することとなる。試合中、時間超人の「アクセレレイション」を自身の起こした冷気で封じ、2人を短時間で圧倒する活躍を見せたが、絶対的な知性(アブソリュート・フェニックス)を名乗る謎のフード姿の男の念波指示とネプチューンマンの指示とのそれぞれ違いに翻弄される。結果的にネプチューンマンの指示に従ったために逆転され、それでも彼を信じていたが、ネプチューンマンの終始一貫しない行動(誓いを破って二度に渡る自分の救出)ぶりに失望。その後、時間が巻き戻った恩恵でマグネットパワーを得るものの、その力をクロス・ボンバーの誤爆に利用した。その結果、ネプチューンマンの左腕を完全に破壊し、ウォーズマンに続き2度もパートナーへの裏切り(ダブルクロス)を実行、試合を放棄した。その行為を責めるキン肉マンとカオスの言葉には耳を貸さず、「本来なら顔面に裏切られた恨みの蹴りの一つでも放ってやりたかったが、今まで育ててくれたことへの情け」と告げた後、念波を送ってきた謎のフード姿の男と共に去っていった。本作では「パゴッパゴッ」と笑うようになり、文庫本『キン肉マンII世』では裏切り者を印象づける紹介をされていた。『キン肉マン キン肉星王位争奪戦』ではステージ4の3人目のボスとして登場。飛び道具の「ビッグ・タスク」と相手を空中に投げ自分も飛び上がって鼻で突き刺す「ノーズ・フェンシング」が必殺技。『キン肉マンII世 超人聖戦史』では正悪を示す主人公の属性ゲージが一定値なら仲間になるが、中立ルートでないと仲間にする機会がない。
出典:wikipedia
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