ネッツカップ(Netz Cup)は、トヨタ自動車(ネッツ店)主催のワンメイクレース。2013年からはトヨタ系の情報ポータルであるGAZOOが冠につき「GAZOO Racing Netz Cup」となる。2013年現在はトヨタ・ヴィッツによる「ヴィッツレース」が行われている。トヨタが「一般のドライバーにももっと気軽にレースを楽しんでもらおう」という趣旨で2000年にスタートさせたシリーズ。中でもヴィッツのワンメイクで競われる「ヴィッツレース」については、「レース用の車両は街乗り用の車とは別に用意するもの」という従来のモータースポーツ界の常識を覆し、日本初の「ナンバー付き車両によるレース」としてスタートした。発足当初はという2カテゴリー制で、ヴィッツからアルテッツァを経てスカラシップを得て佐々木孝太などのようにスーパー耐久やSUPER GT・GT300クラス等へステップアップするというドライバー育成カテゴリーとしての側面も持っていたが、2006年にアルテッツァレースが終了してしまい、その後継カテゴリーも設けられなかったため、以後趣味としてレースを楽しむホビーレーサーのためのカテゴリーとしての色彩が強くなっていた。2013年からは、新たにトヨタがトヨタ・86及びスバル・BRZによって争われる「GAZOO Racing 86/BRZ Race」を発足させたため、ヴィッツレースは事実上86/BRZ Raceの下位カテゴリー扱いとなっている。本シリーズは発足当初より多数のエントリーを集め、特にヴィッツレースが初代(P10系)で争われていた時代には、通常の決勝以外に行われるコンソレーションレース(決勝に残れなかった参加者によるレース)からも溢れる参加者が多数出るほどの盛況振りを見せた。これが引き金となり、マツダ・ロードスターによる「ロードスターパーティレース」、ロータス・エリーゼによる「ロータスカップ」、フォルクスワーゲン・ルポによる「ルポGTIカップ」といったナンバー付き車両によるワンメイクレースが多数誕生したほか、各サーキットが独自に企画する初心者向けレースにナンバー付き車両によるカテゴリーが設けられる例が増えるなど、本シリーズが日本のモータースポーツ界に与えた影響は大きい。その名の通りヴィッツによるワンメイクレース。日本自動車連盟(JAF)公認の競技であり、JAF国内A級ライセンスが必要。なおナンバー付き車両によるレースということで、基本的にレース用の車両は自走でサーキットに来ることを想定しており、レース終了後には通常のレース後車検のほかに、公道走行が可能かどうかのチェックが合わせて行われるほか、レースで使用したタイヤでそのまま公道を走って帰ることは禁止されている。2010年現在は以下のサーキットで5シリーズが開催される。この各シリーズの成績上位者で希望するものは、毎年11月に行われるグランドファイナルに出場することができる。従来グランドファイナルは、富士スピードウェイで行われるファン感謝イベント「トヨタモータースポーツフェスティバル」内で開催されてきたが、2010年からはSUPER GTとフォーミュラ・ニッポンのノンタイトル戦(JAFグランプリ)と同日開催となった。また2007年・2008年には、F1・日本グランプリのサポートレースとしても開催された。レースに使用できる車両は当然ヴィッツのみとなるが、車両レギュレーションについては時期により変遷が見られる。シリーズ開始当初はベース車両を一般のディーラー等で購入した上で指定された装備(ロールケージ、牽引フック、4点式シートベルト等)を自ら取り付けたものの使用も認められていた。ヴィッツが2代目(P90系)にモデルチェンジしたことに伴い、2006年からはあらかじめ指定装備が装着済みの完成車である、トヨタテクノクラフト(TRD)が販売する「Vitz RS TRD Racing」のみとされた。2010年末にヴィッツが3代目(P130系)へモデルチェンジしたが、本レースは2011年については引き続きP90系で競われ、2012年からP130系ベースの「Vitz RS Racing」に車両が変更される。なお、購入後のエンジンの改造は認められない(2代目以降は、車両の販売時点でTRDによる封印が施されている)ほか、部品の交換等も原則としてTRA(Toyota cars Racing Association)の指定部品に限定されている。タイヤも2012年よりグッドイヤーのワンメイクとなった。アルテッツァRS200によるワンメイクレース。ヴィッツレース同様にJAF国内A級ライセンスが必要。JAFのN1規定に沿っているため、ヴィッツレースとは異なり、ナンバーの無いレース専用車のみの出走となる。シリーズチャンピオンになった選手は、翌年から出場禁止という特殊なルールが存在していた。ベースとなるアルテッツァの生産終了に伴い、2005年シリーズ限りで廃止される予定だったが、エントラントの要望により1年延長された。2006年シリーズは「キング・オブ・アルテッツァ」と改名して開催され、11月のTMSFで行われた最終戦をもって廃止された。
出典:wikipedia
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