『天使のナイフ』(てんしのナイフ)は、薬丸岳の小説。2005年に第51回江戸川乱歩賞を受賞した、作者のデビュー作である。江戸川乱歩賞の選考会では、予備選考の時点から独走状態で、本選でも選考委員の満場一致で受賞が決定した。作者がこの作品を書こうと思ったのは、高野和明の『13階段』を読んだことがきっかけで、少年犯罪というデリケートな問題を扱う作品であるため入念な下調べが行われ、法律面では講談社の顧問弁護士に最終的な確認を求めた。保育園に通う娘と2人、幸せに暮らしていた貴志の元を、突然警察が訪れる。殺人事件が起こり、貴志がその容疑者になっているという。殺されたのは沢村和也という少年。かつて貴志の妻を殺しておきながら、13歳であったがために、『殺人事件』は『非行』という言葉に置き換えられ、何も刑を受けなかった人物だった。確かに殺してやりたいほど憎かったが、自分は何もしていない。やはり彼らに『更生』を求めたのは間違いだったのか。貴志は事件後和也らがどのように過ごしていたのかを知りたくなり、関係者らを訪れるが、思いもよらなかった事件の真相に触れることとなる。2015年2月22日から3月22日までWOWOWの連続ドラマW「日曜オリジナルドラマ」枠で放送された。全5話。主演の小出恵介は、2014年6月~9月放送の『吉原裏同心』(NHK総合)以来の主演である。また、村上虹郎は本作品がドラマデビュー作となった。
出典:wikipedia
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