『亡念のザムド』(ぼうねんのザムド、Xam'd: Lost Memories)は、ボンズ制作のWebアニメ。2008年9月よりPlayStation Storeで配信された。2009年4月より毎日放送、TOKYO MX、中部日本放送で、同年10月よりBS11でテレビ放送された。ボンズ制作のWebアニメで、PlayStation 3にて配信されているアニメである。米国では2008年7月16日よりPlayStation Storeでの配信がスタートしているほか、日本でも2008年9月24日より配信開始。全26話。並行して、もうひとつのザムドの物語という触れ込みで「月刊少年エース」増刊「エースアサルト」において漫画版『亡念のザムド 巡礼者の羅針盤』の連載がスタートしたが、エースアサルトの終了により、月刊少年エースに移籍し、月刊少年エース2009年6月号から8月号まで集中連載という形式で連載していた。作者は川那辺雅弘。(単行本は、全1巻。2009年8月26日発売、ISBN 978-4-04-715276-2)初回視聴から3日間(72時間)のレンタル方式。日本では配信開始時各話HD(5.1ch)版400円、SD版は300円でダウンロード出来る(米国ではHD版が3.99ドル)。一般のレンタルビデオなどの価格と比較すると割高だが、これはHDにより実現するハイクオリティで楽しんで欲しいという制作者側の意図である。現在ではそれぞれ100円値下げした価格で配信されている。テレビCMでは制作会社である「ボンズ」(bones)のクレジットとアナウンスと共に「スタジオ・ボンズ」(クレジットは『鋼の錬金術師』など、スタジオ・ボンズ制作」)にされていた。大陸の北半分を統治する北政府と、南半分を統治する南大陸自由圏が長年に渡って戦争を続けている荒んだ世界・・・国際郵便船・ザンバニ号は航路上で北政府の偽装船団と遭遇。急遽、進路を中立地帯・尖端島に変更する。ザンバニ号の斥候係でビートカヤックを駆る赤い髪の少女・ナキアミは異変を感じ尖端島に急行する。尖端島に住む高校生・竹原アキユキは同級生で幼馴染みの西村ハル、寺岡フルイチと青春を謳歌し、平穏な日々を送っていた。いつもとなにも変わらない朝、アキユキは通学バスを待つ生徒の列の中に見慣れない白髪の少女・ナズナを見つける。難民と思い、アキユキは一計を案じてバスに乗せる手助けをする。だが、ナズナはルイコン教の教祖・サンノオバから密命を託されており、自爆テロを敢行する。大破したバスに駆け戻ったアキユキはナズナから「あなたならきっと大丈夫、亡念のザムド」と声をかけられ、その直後に白い体躯の異形の巨人「ザムド」へと姿を変える。バスの爆破テロと呼応するかのように北政府の大規模な空襲が始まり島は戦場と化す。投下されたヒトガタと南大陸駐留軍との戦いに巻き込まれたアキユキザムドは島を襲うヒトガタと交戦する。ザムドの本能でヒトガタを撃退したアキユキだが、人としての意識は右腕に入り込んだヒルコにより思考停止に陥りかけていた。自我を喪失し、石になりかかっていたアキユキを救ったのは駆け付けたナキアミだった。ナキアミに「生きたいのならばそう願え!」と声を掛けられたアキユキは「生きたい」と答え、ザンバニ号に収容され治療を受ける。心ならずも故郷を旅立ったアキユキは自らが背負ったザムドという宿命を通じ、ナキアミやハルと共に世界に起きる出来事の真実に迫っていく。物語の中では3つの勢力が存在している。表向きは国際郵便船でその業務を行うが船長の伊舟を筆頭に反北レジスタンスの残党。アキユキをはじめメンバーの多くはナキアミが拾ってきた者たち。血の繋がりがあるのはユンボとヒノキ丸だけだが家族的な雰囲気を持ち、強い絆で結ばれる。サンノオバと共に名誉を喪い、聖地(胎動窟)を追われた遊牧の民。集落を形成してはいるものの、多くは世界各地に散らばっている。顔の一部に入れ墨をする習慣があり、独自の生活様式をとるため激しい偏見と侮蔑に晒されており、北政府においても南大陸においても人としてまともな扱いを受けられない。尖端島の自治部隊を接収した垣巣中佐に命名された南大陸自由圏軍の一部隊。自立心を喪わせないという配慮から極東自治区と呼称する。通常、極東自治区は尖端島出身者部隊ならびに基地施設を指す。その真の目的は対ヒトガタの切り札として「実験体ザムド」の研究解析を行うことにある。サンノオバを頂点とする教団。だが、テシク氏族もろとも名誉を剥奪され激しい弾圧を受ける。1000年に一度の大巡礼が近づくにつれ世界各地で真正ヒルコを用いた自爆テロを起こし多数のザムドを生み出す。大陸の北半分を統治する宗教国家。ルイコン教を弾圧し、信仰の厚いテシク氏族を迫害している。南大陸自由圏とは赤宙石、緑心石、領土をめぐって長年戦争をしている。ヒトガタ兵器を生み出し操る。テレビ放送時は、回によって使用されるオープニング・エンディングが異なっている(各話リスト参照)。前後期ともOPロールはヒトガタに気付いたザンバニ号の面々が逃げ出すという内容。また前期EDロールにて物語の終盤部分の展開が既に幾つか示されているのが特徴。逆に後期EDロールでは物語に入る以前の場面が流れる。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。