


佐古配水場ポンプ場(さこはいすいじょうポンプじょう)は、徳島県徳島市南佐古六番町3-11に位置する歴史的な建造物(配水場)。建築面積272m²。徳島市民からは「佐古の浄水場」と呼ばれている。国の登録有形文化財に登録。また、毎日新聞社の「ヘリテージング100選」、厚生労働省の「近代水道百選」に選ばれている。大正15年(1926年)に建設された徳島市水道局が管理する煉瓦造のポンプ場で、眉山の麓にあり、イギリス積みの煉瓦壁で四周を囲んでいる。内部は一室で漆喰仕上げとし、小屋組は軽量鉄骨のトラス組である。佐古排水場は主に、蔵本町、田宮、新町方面水を供給する基幹施設として平成7年(1995年)まで使用されていた。明治時代の徳島では、赤痢や腸チフスなどの伝染病が毎年発生し、全国平均を上回る死亡者を記録していた。徳島市を近代都市に近づける為の事業として、明治42年(1909年)に当時の徳島市長である一坂俊太郎は水道敷設の方針を発表した。17年の歳月を経て佐古ポンプ場が完成する。当時の費用で260万円、徳島市の年間予算の3倍の巨費を投じた一大事業だった。平成10年(1998年)、国の登録有形文化財に登録される。また平成18年(2006年)には、ヘリテージング100選に選出された。
出典:wikipedia
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