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孟恩遠

孟 恩遠(もう おんえん)は清末民初の軍人。北京政府、安徽派に属した。字は曙村。1895年(光緒21年)、袁世凱が創設した新建陸軍に加入する。その後、北洋第4鎮馬標標統、直隷巡防営統領、南陽鎮総兵などを歴任した。徐世昌が東三省総督になると、孟恩遠は吉林巡防営督弁(吉軍翼長)、北洋第23鎮統制を歴任した。1912年(民国元年)、鎮が師に改組され、孟はそのまま第23師師長をつとめた。その後、吉林護軍使に昇進する。1914年(民国3年)、鎮安左将軍督理吉林軍務(いわゆる吉林将軍。後に吉林督軍)に昇進した。1915年(民国4年)12月、袁世凱が皇帝に即位すると、一等伯爵に封じられた。1916年(民国5年)6月の袁世凱死後は、安徽派に属した。1917年(民国6年)7月の張勲復辟に加担したため、いったん督軍を辞職する。それでも、後任督軍の田中玉が奉天派の張作霖の圧力を受けて辞職したため、孟は督軍に返り咲いた。しかし1919年(民国8年)、張の圧力で今度は孟が吉林督軍から罷免されそうになる。孟は武力で抵抗しようとしたが、奉軍には敵し得ず、ついに辞任した。以後、天津の租界に逃げ込んで、政界・軍界から引退した。1933年(民国22年)、病没。享年75。

出典:wikipedia

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