東海中部線(とうかいちゅうぶせん)は、東海中部線(トンヘジュンブせん、とうかいちゅうぶせん)は、慶尚北道浦項市にある浦項駅から江原道東海市の東海駅までの区間を結ぶ、韓国鉄道公社(KORAIL)の鉄道路線。2014年までに全区間で着工しており、2017年に浦項駅 - 盈徳駅区間、2019年に盈徳駅 - 三陟駅区間が開通する予定である。「東海」とは、朝鮮語で日本海を意味する単語である。以下のデータは、東海中部線を建設している韓国鉄道施設公団のデータに基づく(2008年8月時点)。元は日本統治時代に、釜山から慶州や江陵を経て、元山までを結ぶ東海線として、建設が計画された路線の一部である。太平洋戦争での日本敗戦による朝鮮解放までに、元山 - 襄陽間(東海北部線)と墨湖(現) - 北坪 - 三陟間(墨湖港線・三陟線)、及び浦項 - 釜山間(東海南部線)の路線が開通した。しかし、連合軍の軍政によって朝鮮半島が北緯38度線を境に南北に分断されると、朝鮮戦争(1950年~1953年)を経て軍事境界線が策定され南北の分断が固定化したこともあって、重要性が低かった東海線の建設工事はその後頓挫して1990年代に至った。なお、東海線の建設は頓挫したが、1962年には嶺東線の一部区間(東海 - 江陵間)として東海線の一部分が開業している。1996年7月、長年の頓挫を経て東海線は浦項 - 三陟間の建設の妥当性の調査が開始され、2000年3月12日に東海中部線として同区間の建設基本計画が樹立された。更に同年の南北首脳会談とそれを踏まえた第1回南北閣僚級会談で、東海線を全通させる事が合意され、東海中部線の建設の必要性がより高まることとなった。2002年6月、路盤など路線建設に必要な施設・設備の設計が開始され、2008年3月20日から建設が開始され、2014年までに全区間で着工された。2017年に浦項から盈徳までが先行開業し、2019年の全線開業を予定している。現在、ロシア連邦などは「シベリア・ランドブリッジ」構想として、シベリア鉄道を使い大韓民国・日本からヨーロッパ諸国への貨物輸送ルート(アジア横断鉄道)を形成する計画を推し進めている。その一環に、東海線経由で釜山とロシアの沿海地方を結ぶ経路(北部回廊の経路iv-b)も含まれており、釜山と沿海地方を最短距離で結ぶ役割が期待されている。(注): 三陟駅-東海駅間は、浦項駅-三陟駅間が全通までの間三陟線として運用。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。