株式会社WAVE(ウェイヴ)は、かつて存在した日本の企業であり、オーディオ・ビジュアル(AV)ソフト(CD・DVD等)の「WAVE」を展開していた。かつてセゾングループに属し、株式会社ディスクポート西武として発足、パルコの子会社であった。1983年に六本木WAVEが開店した際は、ビル1棟が丸ごと様々な文化を発信する拠点となり、文化人や音楽家などから高い支持を得たが、六本木地区再開発に伴い1999年12月25日を以って閉店。跡地は、六本木ヒルズメトロハットになっている。その後セゾングループの解体に伴い、森トラスト傘下となった親会社のパルコから2004年に同業他社のタワーレコードへ売却された。さらに2006年には家電量販店のノジマに買収されたが、2年後の2008年にはDVDの販売・買い取り店舗「TOPWAVE」を展開するメディアマーケティングシステムに売却された。アーティストイベント事業のほか、家族向けのキャンドルクラフト事業、さらには地下鉄構内でドーナツなどの各種洋菓子を販売するスイーツ事業を立ち上げるなど新規事業に着手したものの、どれもが軌道に乗らずに次々と撤退をしていた。2011年初めの時点で全国で20数店舗が営業していたが、5月末時点で8店舗まで縮小、リストラを試みていた。同年6月28日に債務整理を開始。同年7月31日閉店の大宮店を最後に国内の全店舗が閉鎖となり、8月6日に自己破産申請準備に入ったことが8日、明らかになった。公式ウェブサイトは休止状態(「メンテナンス中」の表示のみ)を経た後、9月にアクセス不能となる。そして11月2日付で東京地方裁判所に自己破産の申し立てをし、同月9日に破産手続開始決定となった。2008年の時点では日本国内17都府県に30店舗を有していた。北海道・北陸地方・中国地方・四国地方・九州地方には店舗が存在しなかった(但し、過去には北海道や広島県などにも店舗は存在していた)。末期には全店舗が他のショッピングセンターや複合商業施設のテナントとして入居していた。ショッピングセンターは過去にセゾングループと関係があった企業のほか、イオングループの店舗にも入居していた。新形態店舗として「fromfront」(岐阜県大垣市)を展開しようとしていたが、2号店用の店舗も見つからず、事業継続を断念した(後に大垣市の店舗も通常のWAVE店舗に転換したが、廃業し、現在はバッグ中心のフィットハウス)。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。