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JR西日本キハ127系気動車

キハ127系気動車(キハ127けいきどうしゃ)は、西日本旅客鉄道(JR西日本)の一般形気動車。本項では、キハ127系と同時に同じコンセプトで製造された両運転台型のキハ122系気動車(キハ122けいきどうしゃ)と、JR西日本の協力によりキハ122系をベースとして製造されたえちごトキめき鉄道の一般型気動車、ET122形気動車(イーティー122がたきどうしゃ)についても記述する。姫新線輸送改善工事に伴って導入されたもので、事業費の一部を兵庫県、姫路市、たつの市、佐用町が負担している(同様の資金調達法は湖西線・北陸本線の521系・125系電車、山陰本線のキハ121系・126系でも行われた)。2008年(平成20年)8月26日に、JR西日本から本系列を19両(1両編成7本、2両編成6本)新製することが発表され、2009年(平成21年)3月14日から営業運転を開始した。19両すべてが新潟トランシス新潟事業所(新潟県北蒲原郡聖籠町)で製造された。営業運転開始を前に糸魚川駅へ納入回送され、2008年9月20日と翌21日に同駅の赤レンガ倉庫で、同年10月10日には網干総合車両所の公開に合わせて展示された。キハ127系は、キハ121系・126系を基本に多くの改良点が見られる。車両情報制御システムとして、TICS が搭載されている。車体は骨組み、外板等にステンレス鋼を使用したオールステンレス車両で、安全への対応として車体強度を高めた設計とし、また車体断面形状や外板部材は321系や521系と可能な限り共通化をはかっている。運転台部は普通鋼製で、前面強化をはかっており、221系や223系の流れを汲む意匠とした。乗務員室は貫通構造となっており、他車との連結の際には、運転室側を仕切ることができる。運転台は、左側に主幹制御器、右側にブレーキのハンドルを配置した、横軸2ハンドル仕様となっており、運転台右側には、モニタ装置のパネルが組込まれている、客用扉は、片側2箇所に押しボタン式の半自動両開き扉を設置しており、ステップは廃されている(そのため、使用線区ではプラットホームを嵩上げして対応した)。キハ127形の非運転台側車端部には転落防止幌が設置されている。連結器は、当系列のみで独立運用を組むことから、電車と同様の密着連結器としている。外観デザインは、編成のラインに稲穂をイメージしたイエローと赤とんぼをイメージしたオレンジの間に透明感を出すアクセントとしてホワイトを配している。走行機関として過給機および吸気冷却装置付きのコマツ製SA6D140HE-2 (450ps/2,100rpm) が1台搭載されている。コモンレール燃料噴射システムと1気筒当たりの吸排気バルブの総数を4つとした4バルブ方式を採用したことで、排気ガス中の窒素酸化物や、ばい煙などを低減している。空調装置などのサービス用電源装置として、エンジンの駆動力を利用した発電機 (WDM112) と整流装置 (WARS30, WARS31) が搭載されており、用途に応じて、三相交流 440V・38kVA、交流 100V・10kVA、直流 100V・5kW、直流 24V・2kW の4種類が供給できる。空気圧縮機には、実績のあるベルト駆動式 (C600) が採用されている。キハ121系・キハ126系で採用されたベルトレス式は、油上がりに起因する不具合が発生したことから採用が見送られた。台車は、円錐積層ゴム式軸箱支持方式を採用したボルスタレス台車である。前位寄りには動力台車、後位寄りには付随台車を1台ずつ使用し、動力台車は2軸駆動式の WDT65、付随台車は WTR248 である。ブレーキには、台車ごとの制御となる機関ブレーキ・排気ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキが採用されており、基礎ブレーキ装置は踏面ユニットブレーキ(動軸)・ディスクブレーキと踏面ユニットブレーキの併用(従軸)となっているほか、キハ121系・キハ126系からの改良点として滑走防止機能が追加されている。アーバンネットワークの快速・新快速として広く運用されている223系電車を基に設計された521系・125系電車の設備やレイアウトを取り入れており、側窓は、内倒れ式の熱線吸収複層合わせガラスを採用している。客室座席は1列+2列の転換クロスシート(ただし車端部は、下記設備の在る部位を除きロングシート)としている。移動制約者に配慮し、車椅子対応トイレと車椅子スペース(キハ122形・キハ127形0番台)が設置されている。車外の正面・側面にはLED式行先表示機、車内にはLED式案内表示機の設置ともに、出入口付近には整理券発行機、乗務員室と客室との仕切部分には、運賃表示器と両替機能付きの運賃箱が設置されており、ワンマン運転に対応している。両運転台形のキハ122系(キハ122形)と片運転台形のキハ127系(キハ127形)の2系列(形式)が存在する。キハ127系は、基本的にトイレつきの0番台とトイレなしの1000番台で2両編成を組むが、キハ122形+キハ127形で2両編成を組むこともできる。2009年11月から12月にかけて、キハ122系1両にハイブリッドシステムを搭載し、試験走行を行った。新製当初からキハ127系は2両編成6本12両、キハ122系7両が姫路鉄道部に配置され、姫新線姫路駅 - 上月駅間で運用されている。輸送改善工事完了後の2010年3月13日から、最高速度100km/hでの営業運転が開始された。この速達化で所要時間が短縮されている。2015年(平成27年)3月14日に北陸新幹線の長野駅 - 金沢駅間が延伸開業したのに伴い、この区間に並行しJRグループ2社が運営する区間が並行在来線として経営分離されたが、このうち北陸本線の新潟県内の区間にあたる市振駅 - 直江津駅間は、新潟県と沿線自治体などが出資する第三セクター鉄道のえちごトキめき鉄道へ移管し、路線名を日本海ひすいラインに改称した。日本海ひすいラインはJR西日本から移管された後も引き続き電化されているが、糸魚川駅 - 梶屋敷駅間に設けられたデッドセクションを境に電化方式が異なっており、また新幹線開業に際し経営分離された区間の中でも輸送密度が特に低いことなどから、当時並行在来線の運営主体に予定されていたえちごトキめき鉄道は交直流電車の維持コスト等を考慮し、運営移行後の線内の普通列車(直江津駅 - あいの風とやま鉄道・泊駅間)には気動車を採用する方針を示した。しかしながらこの区間は頸城トンネルなどの長大トンネルをはじめとして、約6割がトンネルとなっていることなどから、一部の沿線住民から「万が一火災が発生した場合は危険性が高い」などとする反対意見が寄せられた。こうしたことを受けてえちごトキめき鉄道では車両を新造する方針を決め、JR西日本の協力を得てキハ122形をベースとしたET122形気動車を一般車両6両(ET122 1-6)、イベント兼用車両2両(ET122 7-8)の計8両を新造導入することになった。8両すべてがキハ122・127系と同様、新潟トランシス新潟事業所で製造された。沿線の走行環境に合わせ耐寒耐雪構造を高めたほか、前掲のようにトンネル区間が多いことから燃料タンクを2重構造にして燃料漏れを防ぐなど安全性を高めている。保安装置は東日本旅客鉄道(JR東日本)が使用しているATS-Psを搭載している。同社では日本海ひすいラインに加え、JR東日本から移管された妙高はねうまライン(妙高高原駅 - 直江津駅間)も運営しており、ATS-Psが配備された妙高はねうまラインへの乗り入れも考慮されている(ただし2015年現在、定期列車の妙高はねうまラインへの乗り入れは実施されていない)。8両すべてがキハ122形と同じ両運転台形で、昼間を中心に1両編成で運用されるほか、朝と夕方の通勤通学時間帯を中心として、連結して2両編成でも運用される。一般車両の外装には「日本海の美しい波」を表現したデザインを施し、車内の座席は転換クロスシート(2列+1列)と一部ロングシートという構成となっている。またイベント兼用車両の外装デザインは長岡市の長岡造形大学との産学共同で制作し、海中を泳ぐベニズワイガニやアンコウなど沿岸の魚類をあしらったブルー主体の「日本海の海中を流れるようなデザイン」と、シラネアオイ(妙高市)・ツバキ(上越市)・ササユリ(糸魚川市)の同社沿線3市の花をあしらったアイボリー主体の「3市の花をモチーフにしたデザイン」の、沿線地域出身の学生が地域の特色を基に制作した2種類が採用された。車内の座席は脱着式テーブルを備えた対面式ボックスシート(2列+2列)を採用し、各ボックスに着脱可能なテーブルを設置することでイベントなどの利用に対応できるようになっている。モケット柄は上杉謙信が愛用したといわれる金銀欄緞子を「日本海」に、新潟県の花であるチューリップを「3市の花」に採用している。イベント兼用車両は通常時は普通列車として運行しているほか、臨時列車や貸切列車としても運行している。2016年4月23日運転開始のリゾート列車「えちごトキめきリゾート・雪月花」用の気動車である。エンジンをはじめとする主要機器類は一般型と同じであるが、外見は大きく異なっている。外装は銀朱色をベースとし、正面は非貫通の大型窓を備える。側面の運転室側には沿線の大自然を見渡せる、日本国内最大級の遮熱性も備えたUVカットガラスのパノラマウインドウを備えている。内装は和モダンを基調としており、食事提供の有無で乗車する車両が決まる。食事なしでは、展望ハイデッキ(フリースペース)と客室の全ての座席が日本海・妙高山側に向いた1号車、食事ありでは、客室のテーブル席で地産の食事が味わえ、展望ハイデッキ(コンパートメント)とさくらラウンジと呼ばれるカフェ・バーを併設した2号車となる。土曜・休日中心に上越妙高駅 - 糸魚川駅間で1日1往復運転している。往復共に一度妙高高原駅を経由し折り返す形で運転している。日本産業デザイン振興会の2016年度グッドデザイン賞を受賞している。

出典:wikipedia

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