シリング()はケニアの通貨。ISO 4217の通貨コードはKES、通貨記号はKShで表される。補助単位は100分の1のセント。東アフリカ・シリングに代わって、1966年に等価で導入された。東アフリカのなかでは最も安定した強い通貨であり、国外ではソマリア、南部スーダンといった情勢不安定な地域で使用されることが多い。1966年に最初の硬貨として5、10、25、50セント、1、2シリング硬貨が発行された。このうち25セント硬貨は1969年以降鋳造されず、2シリング硬貨も1971年を最後に鋳造を停止。新たな硬貨は1985年に5シリング硬貨が導入されたことに続き、1994年に10シリング硬貨、1998年に20シリング硬貨が導入された。1966年から1978年のあいだに発行された全ての硬貨は表にケニア初代首相ジョモ・ケニヤッタの肖像が描かれ、1980年から2005年のあいだに発行された硬貨は第2代首相ダニエル・アラップ・モイの肖像が描かれた。現在発行する新硬貨のデザインは、再びケニヤッタの肖像に戻されている。50セント、1シリング硬貨はステンレス製。5、10、20シリング硬貨は2種の金属からなるバイメタル貨である。また国家独立40周年を記念して2003年に発行された40シリング硬貨もバイメタル貨で、肖像には大統領ムワイ・キバキが描かれた。1966年、ケニア中央銀行は第1次紙幣として5、10、20、50、100シリング紙幣を発行した。そのうち5シリング紙幣は、1985年に5シリング硬貨が導入されたことに伴い造幣を停止。それと同様の理由で1994年に10シリング紙幣、1998年に20シリング紙幣の造幣が停止された。第1次紙幣以降の新紙幣は1986年に200シリング紙幣、1988年に500シリング紙幣、1994年に1000シリング紙幣が導入された。硬貨と同じく、紙幣の肖像も1978年までジョモ・ケニヤッタ、1980年から2003年までダニエル・アラップ・モイが描かれ、2003年から以降に発行されている50、100、200、500、1000シリング紙幣のデザインもジョモ・ケニヤッタの肖像に戻されている。また、2003年に国家独立40周年を祝った200シリング紙幣がデ・ラ・ルーによってナイロビで造幣、同年12月12日に発行された。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。