イドリブ県(イドリーブ県、Idlib Governorate, アラビア語: مُحافظة إدلب, Muḥafaẓat Idlib)は、シリアの14ある県の一つ。面積は5,933平方kmという資料や6,097平方kmという資料もある。人口は 1,359,000人(2007年推計)。県都はイドリブである。シリア北西部にあり、北はトルコに、東はアレッポ県に、南はハマー県に、西はラタキア県に接する。小麦、綿花、果実などを栽培する農業地帯である。古くからシリアでも有数の肥沃な穀倉地帯であり、古代都市の建物などが崩れた跡はテルと呼ばれる丘(遺丘)となっている。特にエブラはオリエントを解明する上でも重要な遺跡である。またヘレニズム期やローマ帝国時代の町や村の廃墟も散在する(シリアの世界遺産・を参照)。2011年から始まったシリア騒乱では、政府側と反体制側の支配地域が入り乱れる状況になった。治安も悪化し、2013年10月14日には、赤十字国際委員会とシリア・アラブ赤新月社のスタッフが武装集団に拉致されたほか、翌日には自動車爆弾の爆発により27人が死亡するテロも発生した。2016年現在、県都近くのシーア派の町とを除いたほぼ全域が反政府軍支配下にある。イドリブ県には5郡が属する。県内にはイドリブやマアッラト・アン=ヌウマーンなどの街がある。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。