『とある飛空士への追憶』(とあるひくうしへのついおく、英題:)は、犬村小六による日本のライトノベル。イラストは森沢晴行が担当している。ガガガ文庫(小学館)より、2008年2月19日に単発作品として刊行され、その後シリーズ化した。著者の別作品である『レヴィアタンの恋人』が継続するなか刊行された作品。身分違いの恋と一人の少女を守るための空戦が描かれており、著者によると『ローマの休日』と『天空の城ラピュタ』の切なさと爽やかさを意識しながら執筆された。口コミを中心に評判が広まり、広範な読者層から大きな反響があった。『このライトノベルがすごい! 2009』の作品総合ランキングでは10位を獲得し、書泉ブックタワーのブック売り上げランキング(2007年10月15日 - 2008年10月12日)では1位を記録している。2009大学読書人大賞2位。続刊の希望が多くの読者から上がったことから、この作品の世界を舞台にした新たな物語『とある飛空士への恋歌』が2009年2月から2011年1月まで刊行された。またラジオドラマ化もされ、平野綾による朗読で2009年5月7日から7月30日までニッポン放送『宇宙GメンEX』内「アニコボ」で放送された。さらに小川麻衣子の作画で漫画化され、小学館の『ゲッサン』に2009年の創刊号から2011年まで連載された。2011年にアニメ映画化され(後述)、またこれに合わせて大幅な加筆・改訂を行った新装版が一般文芸として発売された。新装版は単なる判型の変更にとどまらず、大幅な改訂が施されている。ガガガ文庫版とは設定やストーリーの順番が微妙に異なるほか、終章でファナのその後の描写が少し追加されている。また、続編である「とある飛空士への恋歌」「とある飛空士への夜想曲」を踏まえた改編も行われている。挿絵は全て省かれており、巻末に神聖レヴァーム皇国と帝政天ツ上の地図が描かれているのみとなっている。声の項は劇場アニメ版のキャスト。犬村小六(著)、小学館小川麻衣子の作画による漫画化作品。小学館の月刊漫画雑誌『ゲッサン』に2009年9月号(創刊号)から2011年3月号まで連載された。漫画版の話数カウントは「第●章」。森沢晴行のイラスト原案に基づく。犬村小六(原作)、小川麻衣子(作画)『とある飛空士への追憶』、小学館(少年サンデーコミックス)、全4巻2011年10月1日より全国ロードショー公開された。キャッチコピーは「そこに自由はあるか。」。主演キャストは『サマーウォーズ』でも主演声優を務めた俳優の神木隆之介、共に本作が声優初挑戦となるグラビアアイドルの竹富聖花と芸人サンドウィッチマンの富澤たけし。キャラクターデザインは原作挿絵や漫画版とは大きく異なる。また、原作と比べて世界観や背景の説明、心理描写や戦闘シーンなどの各シーンの削除や設定の変更・削除が多く見られる。原作を読まずに製作を進めた上層スタッフが複数存在しており、さらに監督がストーリーの整合性を把握していなかったことを、DVD/BDのオーディオコメンタリーで制作スタッフが暴露している。
出典:wikipedia
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