ラ・スペツィア県()は、イタリア共和国リグーリア州の県の一つ。県都はラ・スペツィア(ラ・スペーツィア)。観光地として著名なリグーリア海岸(リヴィエラ)の最も東に位置する一帯であり、チンクエ・テッレなどが世界遺産に登録されている。また、ラ・スペツィアはイタリアの重要な港湾都市のひとつであり、イタリア海軍の基地が置かれているほか、造船業など工業の拠点となっている。リグリア海に沿って東西に長く広がるリグーリア州では最も東に位置する県であり、東にトスカーナ州、北にエミリア=ロマーニャ州と境界を接する。県都ラ・スペツィアは、ピサの北西約63km、州都ジェノヴァの東南東約78km、パルマの南西約88km、フィレンツェの西北西約120km、首都ローマの北西約326kmに位置している。隣接する県は以下の通り。2001年の国勢調査に基づく居住地区()別人口統計によれば、人口5000人以上の都市・集落は以下の通り。( )内は所属コムーネ(自治体)名を示すが、都市名と同一の場合は省いた。ラ・スペツィア県は、地理的に4つの地域に区分される。県南部、ラ・スペツィア湾沿いの地域は、ラ・スペツィア湾地方と呼ばれる。湾奥に位置する県都ラ・スペツィアのほか、レーリチ、ポルトヴェーネレが含まれる。県南西部のリグリア海沿岸地域(リグリア海岸)はリヴィエラ・スペッツィーナとも呼ばれる。最大のコムーネはレヴァントである。チンクエ・テッレをはじめとする観光地で知られる。県南東部は、隣接するマッサ=カッラーラ県とまたがる形でヴァル・ディ・マグラが広がっている。中心都市はサルザーナである。県北部はヴァル・ディ・ヴァラと呼ばれる。ラ・スペツィア県には32のコムーネが属する。主要なコムーネ(人口8000人以上)は下表の通り。左端の数字はISTATコードを示す。人口は2011年1月1日現在。右の地図中の番号は、コムーネのISTATコード下3桁を示す。下表に掲げた主要なコムーネのうち、地図中に名称を記さなかったものについては、番号を太字で示した。県内を貫く高速道路が2路線ある。A12はジェノヴァとリヴォルノを結び、A15はラ・スペツィアとパルマを結ぶ。県内には、ジェノヴァとローマを結ぶ Tirrenica 線と、パルマに至る Pontremolese 線が走っている。主要なイタリアの都市とは、列車によって結ばれている。県内にはルーニ(オルトノーヴォの分離集落)に飛行場があるが、ゼネラル・アビエーションにのみ用いられる。近隣の国際線も発着する空港としては、ピサ空港、ジェノヴァ空港、ミラノ・マルペンサ空港がある。リグリア海岸の自然と集落の景観は、ユネスコ世界遺産に「ポルトヴェーネレ、チンクエ・テッレと小島群(パルマリア島、ティーノ島、ティネット島)」として登録されている。「イタリアの最も美しい村」クラブには、ラ・スペツィア県からブルニャート、フラムーラ、ヴァレーゼ・リーグレ、モンテマルチェッロ( : アメーリアの分離集落)、テッラロ( : レーリチの分離集落)、ヴェルナッツァが加わっている(2015年4月現在)。
出典:wikipedia
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