『偽書ゲッターロボ ダークネス』(ぎしょゲッターロボ ダークネス)は、永井豪・石川賢原作、西川秀明作画による日本の漫画作品。『ヤングアニマル嵐』(白泉社)にて連載された。『ゲッターロボ』の名を冠した作品。本作では、原作『ゲッターロボ』と同名の登場人物達が登場しているが、キャラクターの設定なども原作とは大きく異なる。特に歴代ゲッターチームの紅一点はジャガー号/ゲッター2のパイロットとなることが多かったのに対し、今作ではベアー号のパイロットとなっている。また、用語や世界観に西川自身の作品である『Z MAN』との共通性がみられ、他のゲッターロボ作品と趣きを異にした作風を見せる。他のゲッターロボサーガとの関連性は現在のところ不明となっている。当初、『月刊マガジンZ』(講談社)に2008年(平成20年)9月号から2009年(平成21年)1月号にかけて、『偽書 ゲッターロボDASH』(ぎしょ ゲッターロボ ダッシュ)の題名で連載されたが、2009年(平成21年)3月号での同誌の休刊が決定したため、連載は全5回でストーリーの導入部分を描いたのみで終了、後に白泉社より「偽書ゲッターロボ ダークネス 始動編」として単行本化。『ヤングアニマル嵐』2009年(平成21年)7号より、『偽書ゲッターロボ ダークネス』へタイトルを改め再開。それに先駆けて6号では付録に『DASH』第1話が「『ダークネス』のエピソード.0」として再録され、本誌に本編の予告編にあたる「エピソード0.5」が掲載された。2012年(平成24年)2号で「第一部完」扱いで休載に入り、同号誌上で2012秋から冬頃の連載再開が予告されていたが、2014年(平成26年)10号誌上において、単行本第4巻が最終巻となることが告知された。掲載が少年漫画誌から青年漫画誌になったことで、『DASH』時代には無かった性的描写が多数盛り込まれることになった。タイトルがダークネスに変更されてからのキャッチコピーは、「ああ…なんて卑しいゲッターなんだ…」。8年前、1人の科学者によって引き起こされた浅間山麓の爆発事件によって、日本は全てが蕩けてしまった。そして現代、世界各地では、ゲッター線を浴びて異形の怪物となりその力におぼれてしまった人間達の成れの果てである『イデア』が、暴虐の限りを尽くし、政府に見捨てられてしまった人間達も、「ゲッター線照射障害」により、他の生物や機械と融合してしまっていた。しかしそんな中、イデアの襲撃に怯える人々の前に現れた少年・了(リョウ)は、仲間のハヤト、ムサシと共に、『GETTER(奪還者)』として巨大ロボット・ゲッターロボに乗り込み、奪われた全てを取り戻すべく、イデアに立ち向かう。ゲットマシンとゲッターロボの操縦を担当する3人を指す。イデアとは、8年前の事件の際に出現した人間とも動物ともつかない異形の怪物達のことである。その性質は極めて凶悪かつ凶暴で欲望に忠実。更に人間を捕まえては自分の快楽のために痛めつけ続け、女性にはこれに凌辱が加わり、飽きると虐殺してしまう。そんなイデアを人々は悪魔と畏怖していた。彼らは事件の際、誕生した生命体、あるいは宇宙からきた未知の生物という説もあったが、『偽書ゲッターロボ ダークネス始動編』にてその正体は知力・体力・精神力、特に生命力の高い人間がゲッター線によって突然変異を起こし、その力に溺れて変わり果てた姿であることが判明した。また事件の元凶である早乙女賢はイデア達から「光の創造主」と崇められており、彼の命令で「人間採集」や自分の欲望と快楽のための蛮行を繰り返している。なおイデアは体のどこかにゲッターIを連想させる紋章があるのが特徴になっている。その社会構造は弱肉強食で、力こそが唯一無二の掟であり人間やゲッターに敗れた場合は有無を言わさず同族に殺されてしまい、大幹部である上級イデアさえも例外ではない。本作におけるゲッター線は「ゲッター線」と「アンチゲッター線」の2種類がある。劇中における早乙女ミチルの台詞ではゲッター線によって生まれたイデアが「光のゲッター」であり、アンチゲッター線で動くゲッターロボは「闇のゲッター」であり、互いが敵対するのは宿命であるらしい。アンチゲッター線は人間の怒り等の強い負の感情に反応する。
出典:wikipedia
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