デジタイヤとは住友ゴム工業がダンロップブランドに採用しているテクノロジー名称である。1998年のLE MANS LM701の発売以降使用されている名称で、スーパーコンピュータによる走行シミュレーションを使って設計したタイヤに対し付けられている。コンピューターによるシミュレーションを「デジタルローディングシミュレーション技術」と呼ぶ事がその名称の由来であり、ダンロップ社（ブランド）が1998年-2007年頃までに発売すされた乗用車/SUV/バン用タイヤには以下のようにブランド名に加えてサブネームとしてこの名称が与えられていた。なお、コンピューターによるシミュレーションはダンロップが先駆けではなくダンロップが発表する以前から各社が導入しており（ブリヂストンの「AQドーナツ」やヨコハマタイヤの「DNA」等）、当時タイヤやコンパウンドに技術的に他社より遅れを取っていたため自社製品をアピールする目的でブランド名称としてつけたところ、ネーミング的に目立つようになり、今日ではそれが認知された結果、売り上げに貢献されたとされる。デジタイヤ技術がほとんどの一般向け補修用タイヤで採用されたこともあり、2008年以降「VEURO」や「ENASAVE」といったブランド名称のみで宣伝しており、広告では「デジタイヤ」という単語は使われなくなったが、「DIGI-TYRE ECO EC201」の後継である「ENASAVE EC202」でも採用するなど、テクノロジーの名称として現在も使われている。◆印は現在発売されている商品（以下スタッドレスタイヤ）住友ゴム工業の子会社であるダンロップ・ホーム・プロダクツから発売されている作業用ゴム手袋には「デジハンド」のネーミングが付いており、ロゴはデジタイヤと同じデザインである。この商品もタイヤ同様に手形をデジタル解析によって作業に最適化されたものである。

出典:wikipedia