1977年スペイン議会総選挙(1977ねんすぺいんぎかいそうせんきょ)は、フランコ将軍による独裁体制が崩壊した後の、1977年6月15日に実施されたスペインにおける総選挙である。上院と下院の両院の選挙が行なわれた。人民戦線が発足し、内戦が勃発するきっかけとなった1936年2月16日の総選挙から41年ぶりに行なわれた総選挙である。100以上の政党が名乗りをあげたが、大部分はタクシー一台に全党員が乗り込める「タクシー政党」と呼ばれた泡沫政党で、事実上アドルフォ・スアレス首相率いる民主中道連合(中道)とフェリーペ・ゴンサーレス書記長率いる社会労働党(中道左派)、マヌエル・フラガ・イリバルネを中心としたフランコ体制時代の政治家を中心とした国民連合(右派、後の国民党)、サンティアゴ・カリージョ率いるスペイン共産党(左派)による四者対決の様相となった。投票日:1977年6月15日制憲議会の上院は憲法がまだ存在しない状態なので1978年憲法下で行われた、自治州推薦議員はおらず、による国王推薦の41人を除き直接投票で選出された。選挙の結果、民主中道連合は過半数は確保できなかったが、第一党の座を獲得し、スアレス首相は民主中道連合単独による内閣を発足(スアレス第一次民主内閣)させることになった。そして、本議会において作成された議会君主制を旨とする憲法は1978年12月6日の国民投票によって承認され、スペイン1978年憲法が発効した。
出典:wikipedia
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