ココリ(KoKori)は山梨県甲府市丸の内にある高層複合商業ビルである。なお、竣工前のビル全体の名称は『紅梅地区再開発ビル』であり、『ココリ』は低層階の商業施設(テナント)部分の名称を公募で決定したものである(後述)。高層の居住部分は『ライオンズタワー甲府』、中層は『山梨県立宝石美術専門学校』となっているが、当項目では商業施設の名前を使用し商業施設および住居部分について記述する。甲府駅南口にある丸の内地区(旧・紅梅地区)には岡島百貨店や山交百貨店をはじめ、いくつもの商店街が軒を連ねるなど県内最大の繁華街として栄えている。県内大手スーパーマーケットであるオギノも1991年に旧本社施設を改修しファッションモール『パセオ』として当地区で運営していた。しかしバブル景気が終焉したことによる不況に加え、郊外にショッピングセンターが次々と開業したことにより丸の内地区の店舗は打撃を受け、同地域にある甲府西武やトポスは撤退、商店街もシャッター通り化した。改修したばかりのパセオも例外ではなく、入居していた店舗が次々と郊外へ転出していくなど業績は悪化の一途をたどっていた。これに対し市街地の活性化を図りたい甲府市役所や甲府商工会議所側とパセオを再開発し建て直しを行ないたいオギノ側で考えが一致し、パセオ跡地に共同で再開発ビル建設に着手することになった。開発の事業主体は「甲府紅梅地区市街地再開発組合」。事業費約107億円のうち約47億円を国や県、市からの補助金から捻出した。なお、組合は2012年(平成24年)1月を以て解散し、現在は各運営会社・組織が管理を行なっている。ココリ(KoKori)という建物の名称は、山梨県在住者を対象にした公募によるもので、応募総数479点の中から同再開発組合の選考によって選ばれた。ココリ(KoKori)の名の由来は、甲府のコ、再開発地区の旧町名である紅梅のコ、同地にあるショッピングアーケード街オリオン通りからリの、3つの地名を元にした造語であり、甲府市在住の歯科医師により考案された。居住部分は家族向け分譲マンションとし、当初は日本綜合地所が販売・管理を手掛ける予定であった。着工前後に表面化した世界金融危機およびリーマン・ショックの影響により2009年(平成21年)2月5日に日本綜合地所が会社更生法の申立てを行ない、同年6月12日に再開発事業から撤退することを発表した。組合や県・市などは代わりの事業者を選定し、同年12月11日に「ライオンズマンション」を手掛ける大京に決定された。この際大京に予定価格より安価で売却され、その不足分を国からの景気対策費によって充当された。大京は2010年(平成22年)4月より受付を開始。周辺のマンション価格より安価であることから募集者が集まり、6月までに完売した。大きく分かれて「居住者エリア」「専門学校エリア」「駐車場」「商業施設エリア」に分かれている。「駐車場」は居住者用と商業施設用に分かれており、居住者用は「ライオンズタワー甲府」居住者以外が駐車することは不可。一般用駐車場は有料であり、商業施設へ直結している。なお、商業施設は核店舗を有さない、いわゆる「寄合百貨店」の形態となっている。2016年7月12日現在。★はイオングループの店舗。
出典:wikipedia
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