九十九廻坂（くじゅうくめぐりざか）は福井県福井市と大野市の境にある峠である。林道美山大野線の一部となっている。標高501mの峠である。かつては車両の通行は不可能であったが、福井県道172号皿谷大野線の分断区間解消のため両側の端点から伸びる林道を整備やトンネルの掘削が行われ、2001年9月から車両の通行が可能となった。なお、トンネル区間に存在する峠道は登山道となっている。九十九廻坂トンネルが掘削されており、トンネル部は高規格となっているが、前後の区間の規格は比較的低い。2001年9月に開通した延長615mのトンネルである。幅は7m、高さ4.7mの規格となっている。片側1車線が確保されているなど、県道172号の分断区間を結んでいることもあって林道としては高規格な構造となっている。

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