南部駒賞（なんぶこましょう）は、岩手県競馬組合が施行するサラブレッド系2歳馬による競馬の重賞競走。正式名称は「社台スタリオンステーション協賛 河北新報杯 南部駒賞」。1973年創設。現在はダート1600メートルの距離で行われる。創設から長い間、岩手の2歳馬ナンバーワンを決定するレースであったが、2000年に東北サラブレッド3歳チャンピオン(旧年齢)と統合し、「東北サラブレッド3歳チャンピオン南部駒賞」に名称変更の上、東北地区交流競走となった。翌2001年に馬齢表示の変更で「東北ジュベナイルチャンピオン南部駒賞」に名称変更。2004年に再び元の「南部駒賞」へと名称変更し、地方全国交流競走となった。2014年現在、岩手競馬の2歳三冠第二戦に位置づけられている。中央競馬の皐月賞ステップ競走ブロック代表馬選定競走に指定されている。2016年に岩手競馬で重賞格付け制度が開始され、M1に格付けされた。出走条件はサラブレッド系2歳、地方競馬全国交流となっており、フルゲートは12頭。知床賞の優勝馬と若駒賞の上位3着内の馬に本競走の優先出走権が付与されている（2015年）。2015年の賞金額は、1着500万円、2着115万円、3着65万円、4着45万円、5着25万円、着外手当2万5000円。社台スタリオンステーションが協賛しており、2015年は優勝馬の馬主にゴールドアリュールの配合権利が贈られる。

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