キューバワニ(玖瑪鰐、"Crocodylus rhombifer")はクロコダイル属に分類されるワニの一種。キューバ(キューバ島、フベントゥド島)固有種最大全長350cm。口吻は細長く、厚みがある。口吻の基部は菱形状に盛りあがる。下顎第1歯によって上顎の吻端に穴が空かない。眼後部から耳蓋上部には隆起が発達する。頚部に並ぶ鱗(頸鱗板)は4枚で、背鱗板とは離れている。背面に並ぶ大型の鱗(背鱗板)は6列で、規則的に並ぶ。体色は黄褐色で、黒い横縞や斑点が入る。下顎側面に暗色斑が入る。虹彩は暗緑褐色。卵は長径7.8cm、短径5.2cm。クロコダイル属内では原始的な形態を残した種とされる。繁殖形態は卵生。砂地に穴を掘って卵を産む。農業による生息地の破壊などにより生息数が激減している。かつてはキューバ島およびその周辺の島嶼にも分布していたが、現在はキューバ国内の2つの沼のみに生息する。その一方であるキューバ島にあるサパタ沼では本種とアメリカワニを一緒に囲いを設けて保護した結果、本種とアメリカワニの種間雑種が現れ遺伝子汚染が懸念されている。そのためサパタ沼内に別の囲いを設け、そこに純粋な本種を隔離して保護している。もう一方のフベントゥド島のラニエル沼では人為的に移入されたメガネカイマンによる幼体の捕食が問題になっている。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。