『名探偵コナン』(めいたんていコナン、)は、青山剛昌原作の推理漫画『名探偵コナン』を原作としたアニメ作品。1996年1月8日より、読売テレビとキョクイチ東京ムービー(現トムス・エンタテインメント)の制作で、読売テレビ・日本テレビ系列にて放送開始。日本テレビ系列において、全国同時ネット放送の30分レギュラーアニメ番組としては最長寿作品である。トムス制作のテレビアニメでは『それいけ!アンパンマン』に続いてレギュラー放送が20年を突破した。作風的に個々のエピソードが独立していることから、アニメオリジナルのエピソードを挿入しやすく、「アニメが原作に追いつく」といった事態を回避できるため、放送は長期化している。2015年には青山剛昌が原作の連載を3か月間休止したこともあり、10月3日放送の第793話「ボディーガード毛利小五郎」から2016年2月6日放送の第807話「腹話術師の錯覚(後編)」まで14話連続、4か月にもわたりアニメオリジナルエピソードが続いた。基本的に単行本化された事件が放送されているが、単行本化前の事件が放送されることもある。アニメ化の順番は原作と多少異なり、原作からアニメ化するまでの間隔が長い作品もある。また、DVD収録時にはテレビ放送時と順番が異なる場合がある。原作とはパラレルワールドである「名探偵コナン特別編」からアニメ化された話は第86話の「誘拐現場特定事件」、第113話「白い砂浜殺人事件」の2回のみである。放送開始当初は1話完結形式であったが、事件の複雑化で1話で解決できないことも多くなったことや、1つのエピソードをより重厚にするため、第22話以降は2話以上に連続して構成される場合が多くなった。1話完結形式が通例だった当時は原作のシーンの一部がカットされることが多かったが、2話構成が通例になってからはそのようなことはほとんど無く、ほぼ原作通りとなっている。各回のネーミングは、2話連続の場合は「前編」「後編」とすることが多いが、それぞれにまったく別のタイトルをつけることもある。3話以上連続の場合は、「事件編」「疑惑編」後に「推理編」「解決編」など、各回別々のサブタイトルが付けられることが多い。番組開始時はサブタイトルにほぼ毎回「事件」が付いていたが、第140話以降はそういうサブタイトルは少なくなった。この理由について、プロデューサーの諏訪道彦は「殺人を見てねって言いたいんじゃないし、謎解きを見てほしいから」と述べている。作中の方言については、服部平次役の堀川りょう(大阪府出身)・遠山和葉役の宮村優子(兵庫県出身)など現地出身の声優を抜擢したり、京都弁・鳥取弁・土佐弁などはアフレコに方言の監修者を呼んだりするなどの方針を採っている。外国語(特に英語)を話す登場人物には、ネイティブスピーカーを声優に起用することもある。会話については日本語に翻訳されることが多いが、一部シーンではそのままになっており、外国語の会話シーンには日本語の字幕が出る。放送枠が月曜19時台だった当時、関西地区では25%近い平均視聴率を記録していた時期もある。ゴールデンタイムや全日帯で放送するにおいて相応しくない表現は、削除されたり変更されたりすることがある。例を挙げると、原作において「慙愧の念」や「色情魔」などという難しい言葉やジンとベルモットの肉体関係を暗示する台詞があったが、「慙愧の念」は「犯した罪への悔い」に、「色情魔」は「浮気男」にそれぞれ変更され、ジンとベルモットの間柄についてのシーンは削除されている。このほか原作で使われる「死体」という台詞も、アニメでは「遺体」に変更されている。また、ビートルズの曲といった版権関係の台詞も、一部変更されることがある。放送当初から事件現場の血は凄惨な印象の赤い血でなく、黒い血にする配慮が取られていた。2000年ごろからは原作では開いていた被害者の目がアニメでは閉じていたり、遺体の一部を塗り潰したり一部のみ見せたりするなど、『金田一少年の事件簿』同様描写が抑えられるようになった。なお、劇場版では血や遺体などが原作のように描写されるなど、若干緩和されている。放送開始当初はストーリーの核心である「黒の組織」が絡む事件において、結末が原作漫画と異なる話が見受けられた。また、同じく放送開始当初は少年探偵団を原作での出番がなかった話にも登場させる改変が見受けられたが、その後は無理に登場させることはなくなった。現在の番組フォーマットは「アバンタイトル→オープニングテーマ→提供クレジット(オープニングと連動)→CM→サブタイトル→本編Aパート→アイキャッチ→CM→アイキャッチ→本編Bパート→エンディングテーマ→本編Cパート→次回予告(映画公開時期などの電話でのプレゼントがある場合はエンディングテーマの途中に流れている)→提供クレジット→Next Conan's Hint→エンドカード」である。字幕放送を実施。コナン/新一の台詞は黄色、蘭の台詞は緑、小五郎の台詞は水色、それ以外の人物は白で表示される。サブタイトルは扉が開いた後に表示され、アイキャッチは本編Aパート終了時に扉が閉じる音が鳴った後に扉が閉じ、本編Bパート開始時に扉が開くというものである。扉は1996年1月22日放送の第3話「アイドル密室殺人事件」からは本編Aパート終了時に扉が閉じる音がリニューアルされ、2002年11月4日放送の第299話「友情と殺意の関門海峡(前編)」からは本編Bパート開始時に鍵が開く音が挿入された。2001年1月8日放送の第219話「集められた名探偵!工藤新一VS怪盗キッド」からはCGに移行された。CGへ移行した際にサブタイトル表示場面の内容が遠い所に変更され、同年1月15日放送の第220話「偽りだらけの依頼人(前編)」からはタイトルクレジットの色が白から現在の表示(OPと同じ色)に変更されている。2002年3月11日放送の第271話「隠して急いで省略(前編)」からはオープニング、同年7月1日放送の第284話「中華街雨のデジャビュ(前編)」からは本編、同年7月29日放送の第288話「工藤新一NYの事件(解決編)」からはエンディングがそれぞれ本格的にデジタル制作へ移行されたほか、当期間中の2006年10月23日放送の第453話「因縁と友情の試写会」からはハイビジョン制作へ移行され、それに伴い、扉のCGが現在のものに変更された。2007年1月15日放送の第460話「1年B組大作戦!」から同年3月12日放送の第468話「池のほとりの怪事件」まではサブタイトル場面、次回予告、本編BGMなどの音楽が2代目のものに、同年4月16日放送の第469話「怪盗キッドと四名画(前編)」から同年7月23日放送の第480話「黄色い不在証明」まではサブタイトル場面のBGMが3代目のものに逐次変更され、その期間中の7月9日放送の第478話「リアル30ミニッツ」からは次回予告、Next conan's hint後のミニコントのBGMが現在も使用されている4代目のものに変更されている。また、同年7月30日放送の第481話「山姥の刃物(前編)」からはサブタイトル場面のBGMが現在も使用されている4代目のものに変更された。それに伴い、次回予告と本編BGMなどの音楽が大幅にリニューアルされた。次回予告で今現在の形式へと定着したのは第13話終了後(つまり第14話の予告)からである。それ以前は薄めのブルーバックに次回のサブタイトルが表示されていた。また、この形式は、長期シリーズの「赤と黒のクラッシュ」の次回予告でも使用された。セル画制作時代のサブタイトル表示画面は少年探偵団が登場していたが、デジタル制作に移行後は変更されている。次回予告の後には、「Next conan's hint」として次回の事件解決のヒントとなるものやシチュエーションが1つ紹介されて、すぐに4 - 5秒程度のエンドキャッチの静止画映像 となり、声優による本編では聞けない番組の内輪ネタのショートトークが流される。「アンコールスペシャル」や「デジタルリマスター特別版」の際にも新規に制作される。2009年4月4日放送分より、アバンタイトルを流すようになった(ただし、第622話は流れなかった)。2013年8月24日放送の「テレビ局殺人事件」(デジタルリマスター版)では番組開始以来初の副音声解説放送を実施。以降、デジタルリマスター版の放送回に限り解説放送が行われている。2016年現在、放送開始から20年以上経過していることもあって多くのスタッフが入れ替わっている。放送開始時の1996年から現在も務めているスタッフは、プロデューサーの諏訪道彦、音楽の大野克夫、音響効果の横山正和、脚本の宮下隼一、ストーリーエディターの飯岡順一、絵コンテ・演出の山本泰一郎(初期より構成・絵コンテ・演出を担当し、1998年から2003年までは総監督となったこだま兼嗣に代わり監督を務めた。劇場版監督就任に伴うテレビアニメ版監督降板後も絵コンテ・演出などで参加し、2012年9月1日より再び監督に就任)、キャラクターデザインの須藤昌朋(不定期で作画監督も担当。ただし、2003年 - 2008年の間はとみながまりが担当。現在は作画監修も担当。)、作画監督の河村明夫(かわむらあきお)、佐々木恵子(2014年まで原画を担当していた)、牟田清司(初期は原画、一時期、須藤と共同でキャラクターデザインを担当、現在は須藤と共同もしくは単独で作画監修を担当)、増永麗(初期は動画・原画を担当し、一時期作画監督を務めた。現在は原画を担当)、デザインワークスの宍戸久美子(初期は原画・作画監督)、特殊効果の林好美、編集の岡田輝満である。2000年3月13日放送の第184話「呪いの仮面は冷たく笑う」をもって色彩設計を担当していた平山礼子が降板。平山は1994年10月17日に放送された『魔法騎士レイアース』から5年半に渡って月曜19:30のアニメの色彩設計を務めて来た。同年4月10日放送の第185話「殺された名探偵(前編)」より、それまで色指定を務めていた平出真弓が後を引き継いだ。平出は今まで担当していた所属スタッフと共に、2003年10月4日より放送が開始されたMBS制作のアニメ『鋼の錬金術師』に専念する為、2003年8月18日放送の第332話「疑惑の辛口カレー(後編)」をもって色彩設計を降板。同年8月25日放送の第333話「似た者プリンセス(前編)」より、それまで色指定を務めていた中尾総子が後を引き継いだ。キャラクターデザインは1996年から2004年までと2008年以降のアニメ本編、劇場版全作品は須藤昌朋が担当しており、2004年から2008年までのアニメ本編はとみながまりが担当していた。そのため、2004年から2008年まではアニメと劇場版はデザインが異なる状態であった。須藤昌朋ととみながまりのキャラクターデザインは、配色や容姿がかなり異なる。美術監督及び背景は放送開始当初から石垣プロダクションの渋谷幸弘が務めていた。その後、2002年7月1日放送の第284話「中華街雨のデジャビュ(前編)」より、デジタル彩色への移行を機に渋谷は劇場版に専念し、美術設定を務めていた光元博行が後を継ぐ。そして、2004年7月26日放送の第368話「魔女の棲むお菓子の家」をもって石垣プロダクションは劇場版に専念するために脱退し、同年8月2日放送の第369話「ツイてる男のサスペンス」からスタジオ・イースターがテレビシリーズの美術監督及び背景を受け持つこととなった。1997年3月17日放送の第52話「霧天狗伝説殺人事件」をもって、共同撮影を行っていた高橋プロダクション (T2 studio) が脱退している。開始当初より監督を務めていたこだま兼嗣が2001年10月8日放送の第252話「絵の中の誘拐犯」をもって降板したが、こだまは劇場版第6作『ベイカー街の亡霊』と第7作『迷宮の十字路』の監督を担当している。開始当初から絵コンテ、演出を務めた佐藤真人は2003年5月5日放送の第318話「幸運のシガーケース(前編)」から監督補となり、同年8月25日放送の第333話「似た者プリンセス(前編)」から2008年5月19日放送の第504話「赤と黒のクラッシュ 殉職」までシリーズ監督を務めた。当初はセル画での制作であったが、2002年3月11日放送の第271話「隠して急いで省略(前編)」よりオープニングが、同年7月1日放送の第284話「中華街雨のデジャビュ(前編)」より本編が、同年7月29日放送の第288話「工藤新一NYの事件(解決編)」よりエンディングがそれぞれデジタル彩色に移行された。塩沢兼人が2000年5月10日に死去したため、彼の演じる白鳥任三郎は同年4月22日公開の劇場版第4作『瞳の中の暗殺者』が最後の出演となった。アニメの放送開始から、出演中の声優が死去する例はこれが最初で、同年8月28日放送の第205話「本庁の刑事恋物語3(前編)」からは井上和彦が白鳥任三郎役を務めることとなった。2000年に天野由梨が引退したため、彼女の演じる沖野ヨーコは2001年9月3日放送の第249話「アイドル達の秘密(前編)」からは長沢美樹が務めることとなった。なお、天野は2003年に声優業へ復帰しており、2006年5月8日放送の第437話「上戸彩と新一 4年前の約束」からゲスト声優としてたびたび出演することとなる。2002年1月7日放送の第263話「大阪ダブルミステリー 浪速剣士と太閤の城」より、遠山銀司郎役が佐古正人から小川真司に交代となった。なお、佐古は2003年1月11日に舌癌により死去している。大谷育江の体調不良により、2006年4月15日公開の劇場版第10作『探偵たちの鎮魂歌』も含め、同年1月9日放送の第425話「ブラックインパクト! 組織の手が届く瞬間」から同年4月24日放送の第436話「探偵団に注目取材(後編)」までは、折笠愛が円谷光彦の声を担当していた。スペシャルアニメ『まじっく快斗』が2010年4月17日より放送され、これに合わせて寺井黄之助役が肝付兼太から矢田耕司に交代となった。加藤精三が2014年1月17日に死去したため、彼の演じる松本清長は2013年1月19日放送の第683話「命を賭けた恋愛中継(現場突入)」が最後の出演となった。なお、その後は2016年4月30日放送の第815話「ブログ女優の密室事件(後編)」にて、松本の代わりに黒田兵衛が管理官として赴任して来たため、作中で松本が現在どうなっているかは不明。永井一郎が2014年1月27日に死去したため、彼の演じる鈴木次郎吉は同年1月11日放送の第725話「怪盗キッドと赤面の人魚(後編)」が最後の出演となった。同年7月19日放送の第746話「怪盗キッドVS京極真(前編)」からは富田耕生が鈴木次郎吉役を務めることとなった。矢田耕司が2014年5月1日に死去したため、彼の演じる寺井黄之助は2012年8月11日放送の『まじっく快斗』第8話「レッド・ティアーの秘密」が最後の出演となった。同年10月4日に放送が開始されたテレビアニメ『まじっく快斗1412』からは羽佐間道夫が寺井黄之助役を務めることとなった。家弓家正が2014年9月30日に死去したため、彼の演じるジェイムズ・ブラックは同年4月19日公開の劇場版第18作『異次元の狙撃手』および2012年3月24日放送の第651話「コナンvs平次 東西探偵推理勝負」が最後の出演となった。2016年4月16日公開の劇場版第20作『純黒の悪夢』からは土師孝也がジェイムズ・ブラック役を務めることとなった。なお2016年10月現在、テレビアニメでジェイムズ・ブラックの出演するエピソードの放送予定はない。1996年10月14日から2000年9月11日までスカパー!のCS★日テレ(現在の日テレプラス)で、テレビ版を地上波との同時放送を行っていた。CS放送での放映権は、2016年現在、次の通り。テレビアニメは1996年1月8日から読売テレビ・日本テレビ系列で放送されている。放送枠は2007年9月3日までは月曜19時台後半枠であったが、2007年10月15日から12月3日まで「秋のミステリースペシャル」で1時間枠に拡大された後、再び2008年1月14日から9月8日までの間、月曜19時台後半枠へ戻った。その後、2008年10月20日から2009年3月16日までの半年間の月曜19時台前半枠への移動を経て、2009年4月18日以降は土曜18時台前半枠となっている。現在、日本テレビ系列において、全国同時ネット放送の30分レギュラーアニメ番組としての最長寿作品である。原作『名探偵コナン』連載20周年を記念して製作された2時間スペシャル番組。2014年12月26日に『金曜ロードSHOW!』で放送。映画『鍵泥棒のメソッド』とのコラボレーション作品で、同映画に出演した、俳優の香川照之と女優の広末涼子が同一人物の役でゲスト出演した。アニメ『名探偵コナン』放送20周年を記念して製作されたスペシャルエピソード。2016年1月9日と16日の2週にわたり1時間枠の前後編(アニメ第804話 - 第805話)で放送。スペシャルゲストで、歌舞伎役者の市川海老蔵が本人役でゲスト出演した。アニメ『名探偵コナン』放送20周年を記念して製作されるスペシャルエピソード。2016年冬に2時間の枠で放送予定。週刊少年サンデーの『名探偵コナン応募者全員サービス』が12作、映画とリンクしたストーリーを収録した「MAGIC FILE」・「BONUS FILE」の2シリーズが5作、計17作のOVAが製作、発売されている。1997年4月19日から毎年4月に公開されているアニメ映画シリーズ。配給は東宝。2016年までに20作品が公開されており、同年現在の興行収入は8年連続、通算11度の30億円超えを記録している。特に2014年公開の第18作『異次元の狙撃手』、2015年公開の第19作『業火の向日葵』では2年連続で興行収入40億円を突破し、シリーズ全体での累計興収も500億円超えを記録するなど、現在も人気は上昇傾向にある。2016年公開の第20作『純黒の悪夢』は同年6月現在の興収が60億円を突破し、シリーズ全体での累計興収も600億円超えを記録している。正規シリーズの他、2013年には『ルパン三世』とのクロスオーバー作品『ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE』が公開された。日立コンシューマエレクトロニクスの、ハイビジョンテレビ「Wooo」のプロモーションサイトで公開された、Web限定オリジナルコラボレーションアニメ。アニメーション内で、Woooの特徴や機能を紹介するショートストーリーとなっている。第1話「迷探偵!? 毛利小五郎」と第2話「タレント優木まおみの苦悩」の2話が公開され、第2話では、タレントの優木まおみが本人役で出演した。劇場版第18作『異次元の狙撃手』公開記念作品として、NOTTVで放送されたアニメ作品。原作で長期間アニメ化されていなかったエピソードの初アニメ化となる。後に、テレビアニメでも「提無津川凧揚げ事件」の伏線となる新規カットを追加したうえで「謹賀新年 毛利小五郎」のサブタイトルを付け、2015年1月3日に放送された。読売テレビは当初、「"よみうりテレビ" 」と仮名書き(旧ロゴ)で表記されていたが、読売テレビのロゴ変更に伴い2007年4月16日より制作クレジットが、同年10月15日よりその他の部分が「ytv」と英語(新ロゴ)で表記されるようになった。2014年の開局55周年時にはカラー表記されるようになり、2015年以降も55周年ロゴが取れた状態でカラー表記されている。また、「東京ムービー」は「東京ムービー新社」への移行を経て「キョクイチ」に吸収された昔の社名である。放送開始時の社名は「キョクイチ東京ムービー」で、2000年「トムス・エンタテインメント」に社名変更し、同社アニメーション制作事業部門の名称となっているが、当番組においては、開始以来「制作」として2011年7月30日まで「"東京ムービー"」(斜字の角ゴシック体)と表示し続けた。すなわち、2011年8月以降に『まじっく快斗』の原作作品のアニメが放送されるまでは社名の変更以降、唯一「東京ムービー」名義で「制作」されたアニメ作品ということになる。ちなみに、2010年に『まじっく快斗』の原作作品がアニメ化された際には「トムス・エンタテインメント」の名義が使われていた。2013年10月からトムス・エンタテイメント創立50周年に伴う記念ロゴへ変更されたのと同時に社名ロゴがカラー表記されるようになった。2015年10月以降は「TMSトムス・エンタテイメント」と表記されている。オープニング・エンディング曲は、1996年1月8日から1997年3月17日までは前番組『魔法騎士レイアース』からの流れで当時のポリグラム(現・ユニバーサルミュージック)所属のアーティストが担当していたが、同年4月以降はビーイング所属のアーティストが担当している。また、両社とも主題歌タイアップ時にはスポンサーとなり、主題歌シングルCDを中心としたCMを流している。本アニメでは珍しく、オープニングとエンディングの冒頭で曲名と歌手名のテロップを表示しており、主題歌のクレジットが2回表示となる。OP31、OP43、ED12は、劇場版主題歌と同じ曲を使用している。デジタルリマスター版では原則として放送日時点で使用している主題歌に差し替えている。また、曲のアレンジは大半がCDに収録されているものと異なっている。オープニングの特徴として、冒頭部に主題歌のイントロと連動した江戸川コナン役の高山みなみによる約15秒ほどのダイジェスト形式のナレーションが挙げられる。一部の曲では冒頭のサビの後に行われる。『胸がドキドキ』の頃は、自己紹介や作品概要・放送回の内容などをかなりの早口で言い、最後に決めゼリフを言うというものだったが、次の『Feel Your Heart』からほぼ現在のような形式(冒頭の台詞→本編に関する前説→決め台詞)になった。決め台詞は「たったひとつの真実見抜く、見た目は子供 頭脳は大人 その名は名探偵コナン!」。また、最後の決め台詞の「名探偵コナン」の部分にエコーがつけられたのは、第62話(OP:謎)からである。『Feel Your Heart』から冒頭で曲名と歌手名のテロップを表示するようになった。冒頭の台詞は、オープニングテーマのタイトルや歌詞を意識した内容が多い。また、前編・後編に分かれた回において『運命のルーレット廻して』までは99話・101話・103話・105話を除き、後編の回に前編の要約が映像として流れていたが、『TRUTH』からは後編でも通常のものが流れている。番組タイトルはオープニングの最後(1コーラス終盤)に出る場合と、冒頭ナレーションが終わってからすぐ出る場合の2種類があり、初期は前者の場合が続いていたが、最近は後者の場合がほとんどである。冒頭のダイジェスト部分にも画面左上または右上の四隅にタイトルロゴが表示されるパターンが多い。タイアップしたアーティストのシングルCD版ではアレンジが変更される楽曲が多く、ビデオ版やDVD版ではオープニングの一部分(提供クレジット表示画面)がカットされているものもある。デジタル制作へ移行された後の一部の2時間スペシャルでは、OPの最後にその回に関する演出の後にサブタイトルが表示されることがあった。曲の尺が規定の秒数より長めで、終わり部分がスポンサー読み上げと被ることがあるため、通常スポンサー読み上げが行われない再放送では、曲の終わり部分がいきなりカットされてCMへ移行することがある。『眠る君の横顔に微笑みを』から『悲しいほど貴方が好き』までを除き、映像の中に本編のダイジェストを流している。『ピルグリム』は新規の映像は無い。『迷宮のラヴァーズ』の途中までは曲のタイトルなどはオープニングに表示されていたが、第31話からはエンディングに表示されている。また、同曲の途中からは冒頭で曲名と歌手名のテロップを表示するようになった。電話でのプレゼントが行われる場合は応募方法や電話番号が表示されるため、エンディング映像が縮小されることがある。『そばにいるから』『HAPPY END』『夢をとめないでいて』は、それぞれの主題歌シングルのカップリング曲である。ほか、第3話にて沖野ヨーコの歌唱シーンにも挿入歌が当てられていた。各放送でエンディング・次回予告の後、次回のエピソードに関する事件のヒントを紹介し、最後に5秒ほどの時間の中で数人の声優たちがいろいろなフリートークをする。その中で、次回のヒントや映画情報などをしゃべる事が多い。一時期配信された「名探偵コナンラジオ」において、詳細が明らかとなった。きっかけは、高木刑事・小嶋元太役の高木渉がチーフプロデューサーである諏訪道彦に「何かやりたい」と言ったのが始まりである。また、各回ごとの担当はコナン役の高山みなみがその場にいた声優たちの中から気分で決めているという。ラジオが配信された2011年頃は当時のプロデューサー・北田修一がトークの原稿を作成していたそうだが、5秒ほどの尺に収まらないことがよくあり、結局高山らによって改変されてしまったという。日本テレビ系列にて放送局のジャンクションとして使用された。また、1997年4月7日より番組スポンサーとなっている日本ガス協会のテレビ・ラジオCM、新聞広告にはコナンや少年探偵団が登場している。2005年からは、読売テレビのキャッチコピー「10チャンネル」を宣伝するCMが制作された。いくつか種類があり、主に以下の通りである。読売テレビ以外でも、「コナンは○○(放送局名または、その局のキャッチフレーズ)」などと言った、ジャンクションが放送されたこともある。以上のジャンクションは15秒番宣の最後に挿入されるが、これらのジャンクションを挿入しない局では、代わりに番宣の最後に各局の共通イメージ映像(局のキャッチコピーなど)が挿入されるか、番宣冒頭に、コナンの「真実は、いつも1つ!!」の台詞部分が挿入される(読売テレビでも時期によっては後者の形を採る意)。19:00の番組の告知や繫ぎとして、同じ週刊少年サンデーを原作とする他作品のキャラクターとコナンが共演する場合がある。連動データ放送は同時ネット局のみ、字幕放送は同時ネット局とテレビ大分、テレビ宮崎のみ。放送15周年記念特別企画として、『CONAN RADIO』が読売テレビ公式サイトで配信された。テレビアニメの製作現場・アフレコに関する裏話など、レギュラーキャスト陣とスタッフが熱いトークを繰り広げている。名探偵コナンは国民的な人気を博していることから、さまざまな企業や団体が集客力を高めようと、本作とのコラボイベントを全国で開催している。JR西日本(九州地方が舞台になる場合はJR九州も協力)の企画によるミステリーツアー。ツアー参加者が手がかりをもとに、事件を推理していく。2008年から2011年までの4年間は、JR西日本主体のデスティネーションキャンペーンで実施されたが、2014年は北陸新幹線金沢延伸開業のプレイベントとして実施された。参加する場合はJR西日本・JR九州から発売されるミステリーツアーに対応した企画きっぷや旅行会社から発売されるフリープラン・ダイナミックパッケージツアーを購入し、JR西日本(九州地方はJR九州)の主要駅の窓口でツアーキットを受け取ることが条件となっている。ツアーキットの中身は、シナリオブックと現地で使える優待クーポンブックと応募はがきである。応募はがきに現地で入手したヒントを元に真犯人の名前と事件に使用したトリックと必要事項を記入し、JR西日本に郵送した後は抽選で本作の出演声優サイン入りアフレコ台本をはじめとしたグッズや、開催地の名産品がプレゼントされる。本シリーズは、ツアー期間終了後に本編でもコナン一行が同社の列車で旅行に出て、現地で事件が発生するというオリジナルストーリーが放送される。劇場版の公開に先駆けて開催されている。テレビアニメと映画の20周年を記念し、期間限定で開催中。テレビアニメと映画の20周年を記念し、期間限定で開催される。SCRAP主催の参加型ゲームイベントとして人気を博するリアル脱出ゲームとのコラボイベントが、2013年から開催されている。テレビアニメと劇場版の20周年を記念した『TV&MOVIE20周年記念『名探偵コナン』コンサート2016』が、大阪市中央区にある大阪城ホールで2016年5月1日に、東京都千代田区にある東京国際フォーラムで同年5月6日に開催された。
出典:wikipedia
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