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血ノ池軟膏

血ノ池軟膏(ちのいけなんこう)とは、大分県別府市野田にある血の池地獄の沈澱物を用いた軟膏。正式名は「別府血ノ池軟膏」。地獄名は現在「血の池」と表記するが、軟膏名は「血ノ池」と表記する。日本有数の温泉地・別府温泉には、超高温泉の噴出する「地獄」がいくつも存在する。そのうち柴石温泉の血の池地獄は、『豊後国風土記』や『万葉集』にも登場し、「血の池」の由来でもある池の底の赤い沈澱物に薬効成分が含まれることから、これを採取して軟膏を作り、皮膚病向けの家庭常備薬「血ノ池軟膏」として販売を行って来た。現在売られているものは、1個の容量が23グラムで扁平なプラスチック容器に入っている。軟膏の色は濃厚な赤茶色。極めて粘稠で、独特の強い薬品臭を持つ。外袋は紙製の封筒で、青地に牙をむき出しにした赤鬼を上に据え、背後に地獄の池と湯煙を思わせる絵を重ねて、真ん中に「別府血ノ池軟膏」、左右に「家庭常備」「皮膚病藥」と筆書きのロゴを配している。なお最近では、この外袋のデザインを用いたTシャツも販売されている。最も大きな割合を占め、主要な薬効成分となっているのが血の池地獄の「鉱泥」である。これは湯の沈澱物のことであり、いわば温泉成分を濃縮した存在とも言える。血の池地獄の泉質は酸性緑礬泉、いわゆる含鉄泉の一種であり、慢性皮膚病に効能がある。鉄化合物の沈澱であるため、赤色を呈している。この他、薬効成分として硫黄とモクタールが用いられている。硫黄は角質を軟化させるとともに、殺菌作用を持つ。一方モクタールは赤松や黒松の木部から取れる成分で、炎症やかゆみを抑えるとともに、硫黄同様殺菌作用を持っている。どちらも効能が湿疹や白癬に類する皮膚病に特化しているのが特徴である。また双方とも独特の薬品臭を持ち、モクタールに関しては色が黒い。軟膏の濃厚な赤茶色や薬品臭は鉱泥とこれらの成分による。基剤は黄色ワセリンで、成分中30%を占め、鉱泥に次いで含有量が多い。袋に書かれているのは田虫・水虫・しらくも・疥癬・しもやけ・やけど・ひび・あかぎれである。この他、にきび・かゆみにも有効とされている。このように多くの皮膚病に効くとされているが、実際には先頭に記されている白癬に類する皮膚病の薬として使用されて来た経緯があり、なかんずく水虫に関しては専用の薬が出来るまで水銀軟膏と並んで有効な民間治療剤とされていた。むろんその他の適応症に関しても硫黄やモクタール、黄色ワセリンの適応症と重なるため、無根拠ではない。なお硫黄分が皮膚に対し強い刺激を与えるため、かきむしって出血した部分など、傷になったりただれたりした場所に塗ると症状を悪化させることがあるので、使用には慎重を要する。またべたべたとしていて色がつきやすいため、衣類や寝具類を汚さないよう注意する必要もある。直販は血の池地獄内、池の前にある直販所か、地獄に附随する売店でのみ行っており、通常の土産物店では扱いはない。なお販売所は地獄の敷地内部にあるため、本来は地獄への入場料がかかるが、軟膏を買い求めるだけの場合にはその旨を伝えれば入場料を払うことなしに販売してもらえる。直販以外では血の池地獄のWebサイトから通信販売で手に入れることが可能である。

出典:wikipedia

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