『マンマ・ミーア!』(原題: "Mamma Mia!")は、2008年にイギリス、アメリカ、スウェーデンが共同製作したロマンティック・コメディ・ミュージカル映画。世界的に有名なスウェーデン出身のポップ音楽グループABBAの曲をベースにし、1999年にウェスト・エンドで、2001年にブロードウェイで公開されたミュージカル『マンマ・ミーア!』を映画化したものである。ABBAのメンバーで作曲家のベニー・アンダーソンが音楽で参加している。題名は1975年のABBAのヒット曲『"Mamma Mia" 』から採用された。フィリダ・ロイドが監督し、トム・ハンクスとリタ・ウィルソンが所有するプレイトーンおよびリトルスターと提携してユニバーサル・ピクチャーズが配給した。メリル・ストリープが主役のシングル・マザーであるドナ・シェリダン役に配役された。他にピアース・ブロスナンがサム・カーマイケル役、コリン・ファースがハリー・ブライト役、ステッラン・スカーシュゴードがビル・アンダーソン(スウェーデン読みはアンデション)役に配役され、ドナの娘でアマンダ・セイフライド演じるソフィの父親である可能性のある男性3名を演じた。批評家からは賛否両論を受けたが、製作5,200万ドルに対して興行収入6億680万ドルをあげた。同年12月、『タイタニック』をしのぎ、イギリス史上最高のヒット作品となった。舞台はギリシャ・エーゲ海の架空の島にあるホテル。ホテルのオーナーであるドナ・シェリダンと娘のソフィーは、親子二人で仲良く暮らしていた。そのソフィーの結婚式が明日に迫り、招待客が船で島に到着しはじめる。ドナは古い友人のロージーとターニャを迎えに行き、久し振りの再会に大喜び。一方ソフィーは自分の友人達にある計画を打ち明ける。ドナの日記を盗み読みした彼女は、自分の父親候補が3人いることに気付き、その3人の男性にドナの名前で招待状を送っていたのだった。ヴァージン・ロードを父親と歩きたいと願うソフィー。もちろんドナはこの計画を知らない。父親候補のサム、ハリー、ビルはそんな事情も知らずに、20年ぶりにドナに会いに戻ってくる。サウンドトラック盤は2008年7月8日にデッカ・レコードより発売された。また、全米アルバム・チャート1位を獲得するなど、ABBAがまたしても再評価・注目される事となった。7月7日にヨーロッパでポリドール社UK盤が発売されている。映画で使用された楽曲を以下に示す。うち18曲がサウンドトラック・アルバムに収録されており、3曲が収録されていない:この映画版は、舞台版では使用されていた曲が計4曲、割愛されている(序曲{前奏曲}と間奏曲{正確には、休憩後の第二幕序曲}は含めずに考える)。以下はその4曲のリストである。(序曲と間奏曲も含めた、舞台版での登場順{つまり、この「〜曲目」という番号は、舞台版のサウンドトラック盤での数字という事である})また、割愛はされていなくとも、舞台版と映画版では、曲の登場順がやや違う点に注意。屋外のシーンのほとんどは2007年8月から9月にギリシャの小さい島であるスコペロス島およびペリオン地区の海辺の村落"Damouchari" で撮影された。スコペロス島南西部のカスタニ・ビーチが主な撮影場所となった。ビーチ沿いにバーや桟橋を作ったが、撮影終了後撤去された。ドナのホテルのセットはパインウッド・スタジオの007ステージに建てられ、主にここで撮影された。本物の樹木が設置され、自動的に水遣りが行われる装置が設置され、光も当てられるようにされた。ブロスナン演じるボブがニューヨークを出発してギリシャに向かうシーンはシティ・オブ・ロンドンのライム・ストリート沿いにある著名なロイド・ビルディングで撮影された。彼はエスカレーターを駆け下り、イエローキャブが並び、ニューヨーク市警察のいるポーチを通る。ビルのケッチであるフェルナンド号は1934年に"Hong Kong and Whampoa Dock" でH・S・ルーズにより製造された「"Tai-Mo-Shan" 」である。メリル・ストリープは子供の頃オペラ歌唱法を学んでおり、女優となってからも映画『ハリウッドにくちづけ』(1990年)、『今宵、フィッツジェラルド劇場で』(2006年)、『幸せをつかむ歌』(2015年)で歌手役を演じ、『シルクウッド』(1983年)、『永遠に美しく…』(1992年)などで歌声を披露すると共にミュージカル映画『イントゥ・ザ・ウッズ』にも魔女役を演じている。ストリープは2001年9月、アメリカ同時多発テロ事件の後に舞台版を観劇し、生命のエネルギーを感じて以来のファンであった。世界中でプレミア上映が行われたが、多くのメディアは2008年7月4日、ストックホルムの"Mariatorget" にあるアンダーソン所有のライヴァル・シアターに出演者の他にビョルン・ウルヴァース、ベニー・アンダーソン、そしてアンニ=フリッド・リングスタッドとアグネッタ・フォルツコグが参加してABBAが4人揃うことに注目していた。1986年以来初めて4人全員が揃って公の場に登場した。2008年7月3日にギリシャでトップ公開され、オープニング興行収入は1,602,646アメリカドル。ギリシャ・ボックス・オフィスによるとギリシャで歴代1位である。496の映画館で公開されたイギリスでもオープニング興行収入が第1位£6,594,058で、2007年に公開された『ヘアスプレー』を上回りミュージカル映画史上歴代1位のオープニング興行収入となった。同年12月には、英国での興行収入が69,068,073UKポンドに達し、『タイタニック』の69,025,646ポンドを抜いて、同国史上歴代1位のヒット映画となった(後に『アバター』がその記録を更新している)。経済的成功により、ユニバーサル・スタジオの共同会長デイヴィッド・リンドは『デイリー・メール』に時間はかかるかもしれないが続編の可能性はあると語った。彼はABBAの名曲がまた多くあるとして、クレイマー、ジョンソン、ロイド、アンダーソン、ウルヴァースがこの計画に同意してくれることを願っていると語った。
出典:wikipedia
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