ロバート・マイケル・ベイラー（Robert Michael Bailor,1951年7月10日 - ）は、アメリカ合衆国・ペンシルベニア州コンネルズビル出身の元プロ野球選手。外野手としての出場が最も多かったが、二塁手、三塁手、遊撃手、捕手などもこなしたユーティリティープレーヤーで、それぞれ100試合以上に出場している。俊足で、三振を奪いにくい巧打者として知られた。にボルティモア・オリオールズに内野手として入団したが、当時のオリオールズ内野陣はブルックス・ロビンソン、ボビー・グリッチ、マーク・ベランジャーらで固められており、ベイラーの出場機会はほとんどなかった。しかしオフに拡張ドラフトでトロント・ブルージェイズに移籍すると、翌年の開幕戦でブルージェイズ球団史上初の先頭打者本塁打を放つ。また年間でも打率.310を記録し、飛躍した。は打率.230と苦しみ、翌年ニューヨーク・メッツにトレードされる。その後ロサンゼルス・ドジャースを経て、を最後に引退。先述のように多くのポジションをこなした他、3試合だけだが投手としても試合に登板している（2回1/3で2失点）。このような器用さと柔軟性から、多才な選手と評判が高かった。引退後はマイナーリーグの監督やブルージェイズのコーチを務めた。

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