エルザタワー32は、埼玉県川口市元郷2丁目にある超高層マンション。 2002年に日本ピストンリング川口工場の跡地に建設された。隣接するエルザタワー55(1998年竣工)、ライオンズスクエアビル(複合商業施設・駐車場)との大京による共同開発プロジェクト。隣接するエルザタワー55は、2004年に東京都港区に汐留H街区超高層棟が建設されるまでは住居としての建造物では日本最高(185.8m)であった(現在の順位は超高層マンションを参照)。プレキャストコンクリート(PC)工法を採用し、天候に左右されず品質の安定した建設を行っている。特にエルザタワー32では、建物以外の敷地が広いため現地でPCを生産しており、専用工場で生産されトラックで陸路を搬送される一般的なPC工法に比べさらに高品質で低コストの建設が行われた。鹿島建設が開発したHiRC工法を採用し、高強度の鉄筋(直径41mm)とコンクリートで柱と梁を組上げていくことにより、プランの自由度があり地震エネルギーを柱と梁が吸収する工法である。1998年竣工のエルザタワー55の後発であるため、共用部分等についてスリム化が図られている。例えばエルザタワー55では設置されている最上階のゲストルームやパーティールーム、一部階に設置されているキッズルーム、各階からごみを投入できるごみシューター、1階ロビーの喫茶スペースはエルザタワー32では設置されておらず、結果管理費・長期修繕積立金等においてエルザタワー55より低額に抑えられている(ちなみに喫茶は2階サブラウンジに自動販売機を設置することで代替している)。エルザタワー55では高層階で窓が開放できない部屋もあるが、エルザタワー32では全階窓は開放可能である。エルザタワー55ではベランダの手すりが透明であるが、一部居住者から「怖い」という意見があったためか、エルザタワー32では手すりは不透明となっている。エルザタワー55には設置されていない車寄せが設置されている。屋上部分の夜間照明をエルザタワー55と同じ時間帯に行っている(点灯は金・土・日曜、祝祭日及びその前夜、年末年始期間等:2008年10月現在)1階、2階のエントランスからは非接触方式キーによるオートロックシステムを採用。全戸管理費に含まれるセコムによるセキュリティ契約が行われている。標準の契約では、警備員の24時間有人管理を行っており、トイレからの通報、集合インターホンによる異常通報が対応。エルザタワー32がある元郷地区は東京都との境である荒川から程近く、京浜東北線川口駅、国道122号に近い。また、2001年には国道122号地下に埼玉高速鉄道線が開通しており、最寄り駅は川口元郷駅である。川口駅からは「元郷・エルザタワー循環」という系統のバスが運行されている。北側にあるライオンズスクエアビルは、スーパー・フィットネスクラブ等と月極め・時間貸し駐車場等が入る複合商業施設だが、エルザタワー55と共に一連の開発事業として建設が行われた。このエリアは「ライオンズスクエア」としてこれらのほか、保育園(レオ保育園)・医療施設(川口第一クリニック)が誘致されている。2011年には川口市立元郷南小学校が耐震強度問題に伴う校舎建て替えのため、エルザタワー55の北側空地(日本ピストンリング工場跡地)へ移転した。エルザタワー32の北西に位置する公園は、川口市へ開発に伴う提供公園として引き渡され「元郷第8公園」として川口市公園課により管理されている。市街地住宅総合設計制度の適用を受けている。
出典:wikipedia
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