豊中稲荷神社(とよなかいなりじんじゃ)は、大阪府豊中市中部に鎮座する神社。稲荷神社が正式社名で、豊中稲荷神社は通称。創建年代は不確かながら、行基創建の金寺に近衛氏から寺領数十町歩の寄進があり、この守護神として勧請されたことに始まるとされる。以後三車之荘(新免乃荘)の産土神として栄えたが、永正元年(1504年)、足利義稙により社領を没収され、荒廃した。更に天正6年(1578年)、織田信長が伊丹城の荒木村重攻略に当たり、高山右近に命じて摂津国一円の社寺を焼き払わせたため、当社の宝物も、神璽を除き烏有に帰してしまった。戦火が収まると、神社は仮殿を経て慶安4年(1651年)に再建されたものの、往時に比べればささやかな小社となった。時は移り昭和45年(1970年)、再建320周年記念行事として幣殿・拝殿・社務所を改築し、本殿は旧来のままで覆殿を新築した。周囲はかつて農村だったが今や完全に住宅地と化し、境内は隣接する公園と共に貴重な緑の空間となっている。当社は丘陵地に位置するため、周囲は古くから水利に難があった。このためかつては雨乞いの祈雨祭がしばしば催されたという。領主だった保科氏からも牡丹餅の奉納があり、また氏子が奉納する飛上り太鼓が知られていたものの、祈雨祭は周囲の宅地化につれて行われなくなった。学校法人豊中稲荷学園を介し、宮山幼稚園を運営する。
出典:wikipedia
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