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デアリング級駆逐艦

デアリング級駆逐艦()はイギリス海軍が運用していた駆逐艦の艦級。艦砲と魚雷を主武装とした最後のイギリス駆逐艦であり、また在来型としてはもっとも重武装のイギリス駆逐艦でもあった。本級は1943年から1945年にかけて17隻が発注されたが、第二次世界大戦後の軍縮のために1945年12月に8隻がキャンセルされた。残る8隻は1945年12月から1949年3月にかけて順次に起工されたが、戦後に起工した他の駆逐艦同様、しばらくの間建造が中断され、就役は1950年代まで遅延した。また、当初はバトル級の一部として建造される予定であった「ダナエー」と「デライト」は、本級に設計変更されたものの、予算削減に伴って「ダナエー」の建造は中止され、「デライト」のみが就役した。また、オーストラリアにおいても3隻が建造されており、これらは同国海軍においてヴォイジャー級として運用された。また、1964年2月10日の空母「メルボルン」とのによって「ヴォイジャー」が失われたことから、英海軍艦であった「ダッチェス」が同年中にオーストラリア海軍へ貸与され、1972年にはそのまま同海軍へ売却された。基本的な船体設計は、おおむね、先行するウェポン級およびバトル級を踏襲しており、船型としても同じく長船首楼型を採用している。重装備化のため、全長にして、全幅にして拡大されている。この艦型拡大を補うため、主機関も増強されている。ボイラーの蒸気性状も、バトル級の圧力、温度370℃に対して、圧力、温度454℃と高圧・高温化されている。主砲となる4.5インチ連装砲は発展型のとされ、また装備数も2基から3基に増強された。ただし対潜火力となるスキッド対潜迫撃砲は、バトル級と同数でウェポン級より少ない1基とされた。なお高角機銃としては60口径長のボフォース 40mm機関砲が採用されているが、装備数には各艦差があり、Mk.5連装砲塔3基ないしMk.9連装砲塔2基とされている。また1963年には、より自動化が進められたSTAAG Mk.2に換装された。また、一旦は発注されたものの、1945年12月にキャンセルされた艦の予定艦名は以下の通りであった:同世代艦

出典:wikipedia

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