ポドラシェ県(Województwo podlaskie)は、ポーランド北東部の県である。県都はビャウィストック。ベラルーシ、リトアニアと接していて、国内ではルブリン県、マゾフシェ県、ヴァルミア・マズールィ県と接している。県域にはポドラシェ低地がひろがっている。語源は「レフ人(ポーランド人)の近くの土地(pod Lachem)」で、中世ポーランド王国のリトアニアとの国境地帯であったためである。しかしこの一帯に広大な森があるため「森の近く(pod las)」が語源であると間違って解釈されることもある。県東部には、世界遺産に登録されているビャウォヴィエジャ森林保護区が隣国ベラルーシにもまたがった広がっている。広大な森林は原初の姿をそのままに残しており、ヨーロッパバイソンをはじめとする数多くの動物が生息している。この街を中心とした広大な地域に整備されているアウグストゥフ運河()はヴィスワ川とニェメン川を連結するために19世紀にポーランド立憲王国がプロイセン王国に対抗する国策として整備した。景観が美しく文化的価値も高いため、現在この運河はユネスコ世界遺産の暫定リストに登録されている。アウグストゥフ運河には遊覧船が運航している。市の公式サイト(ポーランド語)あり。ポドラシェ県の県都で県内最大の都市。エスペラント語の創始者ルドヴィコ・ザメンホフの出身地。「ポドラシェ地方のヴェルサイユ」と呼ばれる豪壮なブラニツキ家の宮殿()、ルボミルスキ家の宮殿()、ハスバッハ家の宮殿()といった宮殿群、ビャウィストク大聖堂()をはじめとしたカトリック教会、ビャウィストク聖神教会()やマグダラのマリア教会()などの東方正教会、ピャスキ地区シナゴーグ()などのユダヤ教会といった名所がある。市の公式サイト(ポーランド語)あり。ラムサール条約で登録された「ビェブジャ・ナレフ大湿地帯」がある。古代から人と自然の調和の取れた暮らしが営まれ、さまざまな水鳥の大繁殖地となっている。2007年、NHKの番組「世界里山紀行」で紹介された。ビェブジャ国立公園公式サイト(英語・ポーランド語)あり。ポドラシェ県からベラルーシに広がるヨーロッパ最大の原生林で、「ヨーロッパに残された最後の原生林」と呼ばれ、ユネスコ世界遺産に登録されている。野生のヨーロッパバイソン(ジュブル)の世界唯一の生息地。この森の大きなオークの木のいくつかには愛称がつけられている。この森のすぐそばにあるハイヌフカ()はポーランドでも最も東方正教会が盛んな街のひとつ。ハイヌフカの公式サイト(英語・ポーランド語・ドイツ語)あり。中世からポーランドに住み着いたイスラム教徒のリプカ・タタール人も住んでおり、彼らの文化・宗教を守っている。
出典:wikipedia
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