『スーパーマンIV/最強の敵』("Superman IV: The Quest for Peace")は、アメリカン・コミック作品『スーパーマン』を原作とするアメリカの映画作品。クリストファー・リーヴを主演とするシリーズの最終作。生家の売却話、デイリー・プラネットの買収と、スーパーマンことクラーク・ケントを取り巻く環境は大きく変化していた。日常に忙殺される彼を尻目に米ソは核軍縮交渉を中断。世界は核戦争の危機に瀕することになる。そのさなか、スーパーマンによって捕らえられ服役中だったレックス・ルーサーが甥のレニーの協力により脱獄する。一方のスーパーマンは国連総会に参加し世界各国を核廃絶へ方向付けていた。核兵器は全て太陽に廃棄されることが決定、誰もが世界が平和に近づいたと感じた。だが、スーパーマンを倒すために彼のクローンを作る計画を立てていたレックスは機を逃さなかった。核兵器にクローンの素を忍ばせ、太陽に打ち込ませたのだ。レックスの目論見通り、太陽の力を得た最強の敵ニュークリアマンが誕生、スーパーマンに襲い掛かるのだった。クリストファー・リーヴのストーリー原案への参加、および3作目では不在だったレックス・ルーサーの復活をセールスポイントとした。前作『スーパーマンIII/電子の要塞』の後、製作総指揮およびプロデューサーのアレクサンダーとイリヤ・サルキンド親子は権利をキャノン・フィルムズに売却。オリジナル・キャストやテーマ曲を引き継いだことから、サルキンド親子の名もシリーズ創始者としてクレジットされている。予算は$17,000,000で、製作したイスラエル系独立プロダクションのキャノンはジャン=クロード・ヴァン・ダム、チャック・ノリス、シルヴェスター・スタローン主演作などの小・中規模アクションを得意としてきたスタジオである。VFXも前3作はオプチカル処理による丁寧な合成がなされていたが、本作ではビデオ合成が採用されている。上映時間も1時間半に短縮しコストを最小限に抑えている。これまでジーン・ハックマン、クリストファー・リーヴの順にクレジットされていたが、本作のオープニングで初めて両者が逆転してクレジットされた。スーパーマンが核廃棄の演説をするシーンは非常にカタルシス溢れるものになっており、ネットの反核の動画としても借用されていたりする。映画はヒットせず、後の『スーパーマン リターンズ』においても、3作目と本作の存在はなかったことにされている。
出典:wikipedia
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