川崎市岡本太郎美術館(かわさきしおかもとたろうびじゅつかん、"Taro Okamoto Museum of Art,Kawasaki")は、神奈川県川崎市多摩区桝形の生田緑地内にある市立の美術館。芸術家、岡本太郎より川崎市に寄贈された作品1779点を所蔵・展示している。1991年(平成3年)11月、岡本太郎所有の作品352点が川崎市に寄贈されたことに伴い、「岡本太郎美術館建設計画」が持上る。1992年(平成4年)6月、「仮称岡本記念館建設構想委員会」が設置された。1993年(平成5年)3月、基本構想が発表され、続いて基本計画が発表された。建設地は生田緑地内の噴水広場で、施設面積5000㎡の完全地下式美術館と高さ45mのシンボルタワーである。1994年(平成6年)3月、建設地の環境調査の結果により、噴水広場奥の谷戸に建設、シンボルタワーの高さを40mに変更した。1995年(平成7年)6月、川崎市は建設地を再度の変更により生田緑地内にあるゴルフ練習場に決定した。1996年(平成8年)1月7日、岡本太郎が死去したため、生前の美術館開館には至らなかった。同年11月、岡本美術館建設工事が着工され、1999年(平成11年)2月、美術館は竣工、同年10月30日に開館した。この美術館建設地を巡って「自然を破壊する」として、地域住民から反対運動が起こり、市民グループ「生田緑地の自然を守る会(代表・江田雅子)」が川崎市を相手取り訴訟を起こすまでに発展、日本における代表的な「自然の権利訴訟」となる。1997年(平成9年)1月24日、生田緑地の自然を守る会が『川崎市生田緑地岡本太郎美術館建設公費違法支出差止請求事件(生田緑地・里山・自然の権利訴訟)を横浜地方裁判所に提訴した。その後、4年半に及ぶ裁判で公判が27回開かれ、2001年(平成13年)6月27日、「生田緑地・里山・自然の権利訴訟」は、「アセス条例違反」の判決が言い渡された。
出典:wikipedia
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