マレーヤマアラシ（"Hystrix brachyura"）は、哺乳綱ネズミ目（齧歯目）ヤマアラシ科ヤマアラシ属に分類される齧歯類。インド北西部、インドネシア（スマトラ島、ボルネオ島）、タイ王国、中華人民共和国南部、ネパール、ベトナム、マレーシア、ミャンマー、ラオス体長70センチメートル。尾長10センチメートル。体重8キログラム。上半身は暗褐色の短い、下半身は黒い横縞の入る白く長い棘状の体毛で被われる。頭部には鬣がないか、あってもは15センチメートル以下とあまり発達しない。平地から丘陵にかけての低木林に生息する。夜行性で、採食は薄明薄暮時に行う。ペアで生活する。巣穴を掘りその中で休む。危険を感じると後ろを向いて突進する。食性は植物食で、植物の茎、根などを食べる。繁殖形態は胎生。春季に1回に2頭の幼獣を産む。生息地では食用とされることもある。食用や棘目的の乱獲により、生息数は減少している。

出典:wikipedia