株式会社教文館(きょうぶんかん、"Kyobunkwan Inc., Christian Literature Society of Japan")とは、東京都中央区銀座四丁目に所在する出版社、書店。1885年創業の老舗。現在の社屋は銀座通りと松屋通りとに面した場所に構える。2011年12月現在、路面店として営業している銀座で唯一の書店である。書店業としては、狭い面積ながらも、各階ごとに個性ある売場を展開しているのが特徴である。プロテスタントのキリスト教を基盤とする企業で、文書伝道を目的とする一面も持つ(創立時はメソジスト系であったが、現在は特定の教派には属していない)。主要株主である財団法人日本キリスト教文化協会は、日本キリスト教協議会の加盟団体である。教文館ビルは、地上9階・地下2階の鉄骨鉄筋コンクリート構造で、アントニン・レーモンドの設計により1933年12月に竣工。アール・デコ様式の建築で、完成当時は銀座通り側に塔屋があり、銀座界隈で目立つ建物であったという(塔は既に撤去)。当時のアール・デコの意匠の内装は、現在もエレベーターホールの壁面装飾などに残る。松屋通り側の入り口中央にある回転扉は、現存する銀座で最古の回転扉とされる(使用はされていない)。日本医師会会長を務めた武見太郎は教文館ビル内に自らの診療所を設置していた。隣接する敷地には日本聖書協会が所有する「聖書館ビル」が建つ。松屋通り側入り口および各階のエレベーターフロアを共有しているため、一見すると一つの建物のように見える。1階と2階では一般書籍を販売。各種雑誌のバックナンバーの在庫が豊富なことでも知られる。3階ではキリスト教書を販売。キリスト教書専門店としては国内最大級の売場面積で、プロテスタントのみならずカトリック・正教に至るまで、あらゆる教派の書籍を扱っている。2015年1月から洋書部が移転。外国語訳聖書・キリスト教・西洋古典関係の書籍を主に販売。4階の「エインカレム」では、カード・カレンダー・CDなどのキリスト教雑貨、典礼用品、教会学校用品、冠婚葬祭用品を販売。美術関係の催事が行われるギャラリーも併設。隣接する「CAFE きょうぶんかん」では挽きたてのコーヒー、紅茶、洋菓子などを提供している。6階の「子どもの本のみせ ナルニア国」は児童書の専門店で、ロングセラーから新刊書まで約15,000冊を取り揃えている。
出典:wikipedia
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