『テイルズ オブ シンフォニア - ラタトスクの騎士 - 』(テイルズ オブ シンフォニア ラタトスクのきし - TALES OF SYMPHONIA: Knight of Ratatosk、略称:ラタトスクの騎士 / 国外版タイトル『TALES OF SYMPHONIA: Dawn of the New World』)は、2008年6月26日にバンダイナムコゲームスから発売されたWii用のRPG。公称ジャンル名は「響き合う心を信じるRPG」。ニンテンドーゲームキューブおよびPlayStation 2用ソフト『テイルズ オブ シンフォニア』の2年後の世界を舞台とする続編。主人公などは一新されるが、前作のキャラクター(以下キャラ)も一部サポートメンバーとして登場。ラタトスク・コアをめぐる戦いが本作のテーマ。シリーズではエスコートタイトル(外伝作品)に分類される。2013年10月10日には本作品と『テイルズ オブ シンフォニア』を同時収録したPlayStation 3用ソフト『テイルズ オブ シンフォニア ユニゾナントパック』が発売された。ワールドマップは存在せず、フィールド上の拠点をポインタで選んで移動する。敵が画面上で一定のシンボルとしてうろつき、接触すると戦闘に入るシンボルエンカウント方式を採用。接触した時の両者の方向関係によって戦闘開始時の展開が変化し、敵に背を向けた状態で接触したときは一定時間行動不能などになり敵からの先制攻撃を受けやすくなる。ただしその逆もある。フィールドやダンジョン上同行できるパーティーの人数は、シリーズ最大の10人である(リヒターとクラトスを除く)。新しい要素として、魔物(敵モンスター)を仲間にしてパーティーに加え、育てることが可能。魔物は料理を食べさせることによってステータスアップや進化させることもできる(料理を食べさせる前に特定のアイテムが必要な場合がある)。戦闘システムは「FR:EE-LMBS」(フレックスレンジ:エレメントエンハンスト・リニアモーションバトルシステム〈通称フリーリムス〉)。『テイルズ オブ ジ アビス』に搭載された「FR-LMBS」をベースとし、新要素として戦闘フィールド上の属性を示すエレメントグリッドを追加、前作に存在したユニゾン・アタックも引き継がれている。ロイド達の活躍によって、世界があるべき姿を取り戻し、新たな大樹が蘇って2年。平和を取り戻したかに見えた世界には、統合によって発生した異常気象や環境の変化、文明レベルの違いなどから衝突や差別などが起こり、一部のシルヴァラント人は次第に世界統合を行った再生の神子・コレットや彼女を取り巻くマーテル教会、テセアラ人を憎むようになっていた。やがて、シルヴァラント人を守るためのレジスタンス運動組織であるヴァンガードが結成される。ある日、血の粛清と後に呼ばれる、ヴァンガードとマーテル教会との衝突で多くの人々が殺される事件が起きた。その事件で両親を殺されたエミルは、リヒターやマルタ、センチュリオン・テネブラエと出会い、首謀者とされているロイドの真意そして、ラタトスク・コアを巡る戦いに巻き込まれる。エピソードは9章(実質8章)に分かれており、第1章「響き、届かぬ世界」、第2章「風、波立つ心」、第3章「昨日の足跡、明日への足音」、第4章「光と闇とグミと」、第5章「真実の仮面、偽りの素顔」、第6章「黒い予感」、第7章「甦りし記憶の果てに」、第8章「永遠の絆」、第9章「想い、響くとき」(ゲームクリア時のセーブデータ)で構成されている。クラトスを除き、一部のイベントでパーティーとして加入する(ただし経験値は入らず、装備の付け替えも不可能。最高レベルは第8章時に50で固定)。また、一部キャラの身長・体重こそ変化はあるが、グラフィックは前作のままである。それぞれの属性のラテン語が用いられている。以下は名前とコアのみ登場。2013年10月10日に発売された『テイルズ オブ シンフォニア ユニゾナントパック』に収録。主題歌はmisonoの「二人三脚」。『シンフォニア』の主題歌もGC版・PS2版ともにmisono(当時はday after tomorrow)が担当していたため、「『シンフォニア』のスピンオフであるなら」ということから初期の段階でmisonoに頼むことが決まっていた。制作は2006年頃からスタートした。シリーズに多数登場するモンスターを使用して何かできないかという話があったところ、2005年発売の『テイルズ オブ ジ アビス』のモンスターのデザインが好評だったこともあり本作の制作が始まった。シリーズに求められるストーリーやキャラクターのことも考慮した結果、世界で人気が高い『シンフォニア』をベースとすることとなった。タイトルを『シンフォニア2』としなかったのは、『シンフォニア』のユーザーが安心できる要素を強めつつも、仲間モンスターといったスピンオフ要素も含んでいるため。キャラクターデザインをシリーズのサブキャラクターを多数担当する奥村大悟が担当しているのは、本作のチャレンジの1つ。パッケージイラストで『シンフォニア』のキャラクターを奥村が描いていることについて『シンフォニア』のキャラクターデザインを務めた藤島康介は「彼(奥村)が描くのならばいいよ」とコメントしたという。作品の分類について、本作の発売前にプロデューサーの郷田努および制作プロデューサーの小西輝彰は、マザーシップタイトル(本編作品)、エスコートタイトル(外伝作品)という概念は持っておらず、ユーザーに判断して貰うことを発表していたが、その後本作品はエスコートタイトルに分類されている。発売初週には151,138本を販売し、サードパーティー製のソフトとしては『ドラゴンクエストソード 仮面の女王と鏡の塔』に次ぐ好スタートを切った。Wii本体の販売も牽引した。みんなのニンテンドーチャンネルの「みんなのおすすめ」においてはブロンズランクを獲得した(廉価版「みんなのおすすめセレクション」発売当時)。
出典:wikipedia
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