『ダンタリアンの書架』(ダンタリアンのしょか、"Bibliotheca Mystica de Dantalian")は、三雲岳斗による日本のライトノベル。イラストはGユウスケが担当している。『ザ・スニーカー』(角川書店)にて、2008年4月号から2011年4月号まで連載され、角川スニーカー文庫(角川書店)より、全8巻が刊行された。作者の三雲は8巻で完結したとしている。また、コミカライズやテレビアニメといったメディアミックス展開がされている(コミカライズ、テレビアニメを参照)。蒐書狂(ビブリオマニア)である祖父から、古ぼけた屋敷とその蔵書を引き継いだヒューイは屋敷の地下で静かに本を読む少女、ダリアンと出会う。彼女は禁断の「幻書」を納める「ダンタリアンの書架」への入り口、悪魔の叡智への扉だった……。本作は「幻書」によって引き起こされる出来事をヒューイとダリアンが解決する本編『Episode 〜』と、毎回違う人物が登場する『断章』(Fragment 〜)、毎回違う鍵守と書架が登場する『Extra Episode 〜』の3つにより構成されている。『断章』と『Extra Episode 〜』はこの「ダンタリアンの書架」の世界を読み解くのに重要な鍵となっている。また、話数は各巻ごとに第1話から始まっているが、英題の『Episode 〜』が時系列順である。全8巻で完結したが、登場人物の目的や過去など、謎のままに終わった点も多い。舞台は1919年〜1920年のイギリスのロンドン近郊。ただし厳密にいえば正確な地名こそ出ないがイギリス各地、さらにはユトランドなど近隣の国が舞台になることもある。また同作者のライトノベル作品『アスラクライン』のあとがきによれば、「第一次世界大戦直後のイギリスっぽい世界」だという。文庫本での掲載順による。『ザ・スニーカー』2009年10月号でのコミカライズ化発表以降、以下3作品が掲載されている。『ザ・スニーカー』2010年8月号で「アニメ化企画進行中」と発表され、2011年7月から9月までテレビ東京ほかにて放送された。放送話数は全12話であるが、第3話や第8話はA・Bパートを分割した2つの短編エピソードとして構成されているため、エピソード話数は全14話である。コミックス付属DVDに収録されたOVA1話も含めると全13回、全15話となる。放送開始前週には、雑誌『夜想』の編集長であるペヨトル工房の今野裕一をはじめ、文学史・出版史・ゴシック文化等に詳しい専門家たちが本作について語る特別番組『「ダンタリアンの書架」序章 〜共犯者たちの証言〜』が放送された。この番組内では、衣装デザインを担当するロリータ・ファッションブランド「BABY,THE STARS SHINE BRIGHT」が制作したダリアンの衣装『ダリアンドレス』のオリジナル(製品化のための試作品)が、ファッションモデル着用によるイメージショットの形で披露された。エンディング映像は全編ともアニメを一切用いず、実写のみで制作されている。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。