小袋谷(こぶくろや)は、神奈川県鎌倉市の地名。古くは鎌倉郡小袋谷村。小袋谷一・二丁目及び大字小袋谷が設置されている。郵便番号247-0055。鎌倉市大船地域に属する。小袋谷は鎌倉市台および大船に挟まれた、西北から東南にかけて長辺1km、短辺150mほどの細長い地域で、「谷」と付く地名に反して2008年現在の小袋谷の大部分は平坦な地形である。北側は神奈川県道301号大船停車場線を境界に大船と、南側は柏尾川の支流のひとつである小袋谷川を境界に台と接する。西北端では徒歩3分ほどの大船駅が、東南端では北鎌倉駅が利用される。中間の地域では江ノ電バスが利用されることも多い。古くは「巨福呂谷」とも呼ばれた。史料上の初見は文亀元年(1501年)の「雲頂庵文書に「巨福礼(ママ)谷の田地が雲頂庵に寄進されたとの記載が残っている。さらに南方の建長寺の山号「巨福山」と「巨福呂坂」(現在は山ノ内)も関係がある。戦国時代は東郡小袋谷の名義で北条幻庵が知行していたとの記録が残る。江戸時代は旗本の松前氏が幕末の一時期を除き知行した。隣接する台村とは村境の小袋谷川(柏尾川支流)からの用水をめぐりたびたび水争論を起こしていた。付近の光照寺に「小袋谷村に隠れキリシタンの集落があった」との伝承が残るが、詳細は不明。地域内に横須賀線および湘南モノレールが敷設されているが駅は存在しない。また、かつては横須賀線から鎌倉車両センター深沢地区(旧大船工場)への引き込み線が分岐していた。小袋谷は古くから交通の要衝として知られており、江戸時代は戸塚宿から鎌倉へ向かう鎌倉街道(現県道21号線)、藤沢宿から鎌倉へ向かう「鎌倉山之内往還」(現県道302号線)が合流し、江ノ島へ向かう江ノ島道も分岐していた。上記の県道21号と302号が合流するT字路型の交差点で、南下してきた県道21号はこの交差点で東へ向きを変えて鎌倉に至る。交差点の北側には県道21号線と横須賀線との踏切が近接するうえ、踏切の北側では県道21号と301号も合流し、山ノ内経由で鎌倉に向かう交通が集中する。この交差点の鎌倉側は幅員が狭小であり、踏切の存在もあってこの交差点付近は大変混雑し、渋滞の名所として知られる。
出典:wikipedia
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