ウィルバー・ドナルド “ドン” ワカマツ（Wilbur Donald "Don" Wakamatsu, 1963年2月22日 - ）は、アメリカ合衆国出身の元プロ野球選手（捕手）。現在はカンザスシティ・ロイヤルズのベンチコーチ。から途中までシアトル・マリナーズ監督を務めた。日系アメリカ人およびアジア系アメリカ人初のMLB監督である。父親が日系3世のアメリカ人で母親がアイルランド系アメリカ人。カリフォルニア州のヘイワード高校時代はアメリカンフットボールと野球をプレイしていたが、アメリカンフットボール選手としては体格が小さかったため野球の道を選んだ。その後進学したアリゾナ州立大学ではバリー・ボンズらとともにプレーし、捕手としてオール・パック・テンに3年間選出される。のドラフトでは51巡目でニューヨーク・ヤンキースに指名されるが、プロへは進まず、翌年のドラフトでシンシナティ・レッズに11巡目で指名されプロ入り。現役時代はマイナー生活が長かった。には、シカゴ・ホワイトソックスで控え捕手として18試合プレー。先発出場した9試合はすべてナックルボーラーのチャーリー・ハフが相手だった。からは、マイナーでコーチ兼任となった。に、現役引退した。に、ルーキーリーグ、ピオリア・チーフス監督。にA（カリフォルニアリーグ）、ハイデザート・マーベリックス監督。マネージャー・オブ・ザ・イヤーに選出される。にA（テキサスリーグ）、エルパソ・ディアブロス監督。にAA（イースタンリーグ）、エリー・シーウルブス監督。マイナーリーグ監督時代の成績は215勝248敗。にMLBアナハイム・エンゼルスマイナー巡回捕手コーチに就任。にテキサス・レンジャーズのベンチコーチに就任。に、バック・ショーウォルターが脱水による不整脈で入院した際に2試合監督代行をした。にロン・ワシントン監督の下で、レンジャーズ三塁ベースコーチに就任。にオークランド・アスレチックスベンチコーチに就任。2008年11月19日にシアトル・マリナーズ監督に就任した。シーズン7月の段階で42勝70敗と低迷し、シーズン途中の8月9日に解任された。にトロント・ブルージェイズベンチコーチに就任。はニューヨーク・ヤンキースのダラス・フォートワース地区担当のスカウトを務める。2013年10月25日に、2014年シーズンよりカンザスシティ・ロイヤルズでベンチコーチを務める事が発表された。オフには、タンパベイ・レイズの新監督候補として、クリーブランド・インディアンスのブルペン・コーチのケビン・キャッシュ、ラウル・イバニェスと共に名前があがった。12月4日には、ラウル・イバニェスが監督申し入れを断った為、ゲビン・キャッシュかのどちらが監督に就任する事が決定的となった。結果的に、12月6日に、ケビン・キャッシュが新監督に就任した事が発表された為、実現しなかった。

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