『鳴弦の巫女 あるいは神内雪奈さんの秘密』(めいげんのみこ あるいはじんないゆきなさんのひみつ)は、藤原征矢による日本のライトノベル。イラストは森沢晴行が担当。ホビージャパン・HJ文庫刊。茨城県桜市の神道系私立高校・鳴弦学園の1年生である鈴木真は両親の長期海外出張により妹・麻流美と2人で暮らしている。新年度が始まってしばらくしたある日。真は普段、生徒の立ち入りが禁止されている旧講堂に同級生で学園一の美少女と評判の神内雪奈が黒服の男たちに囲まれて入って行くのを目撃する。真と連れ立っていた級友の中田と塚原、そして麻流美の4人はいけないことと頭では理解しつつも好奇心を抑えられず、壊れた窓から旧講堂に侵入し地下へ続く隠し通路を発見する。地下には祭壇が築かれており、理事長や神職である雪奈の父が荘厳な面持ちで儀式を執り行っていた。真たちは息を呑んで儀式を見守っていたが、不注意で物音を立てて発見されてしまう。その次の瞬間、小蝶と名乗る女の悪霊が出現し麻流美に襲いかかるが雪奈の放った破魔矢で麻流美は解放され、小蝶は何処かへ去って行った。翌日、真と麻流美は理事長室に呼び出され昨日の儀式がかつて常陸国に現れ、土蜘蛛を従えて災厄をもたらした怨霊・小蝶を沈めるため京の都から遣わされた巫女・灯明寺澪の魂を雪奈に憑依させるために執り行われていたことを聞かされる。しかし、不測の事態により澪は雪奈でなく麻流美に憑依してしまったのだと言う。雪奈の父は真を責めるでもなく、厳しい修行を重ねて来た雪奈にこれからは年頃の女の子として青春を謳歌させてやって欲しいと願う。こうして、真は高嶺の花だとばかり思っていた雪奈と付き合うことになり、幽霊部員として所属していた生物部に雪奈を誘って充実した学園生活の日々を過ごすが、その間にも蘇った小蝶は虫たちを従え虎視眈々と地上に災厄をもたらす機会を伺っていた。
出典:wikipedia
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