ナトゥナ諸島(ナトゥナしょとう、Natuna Islands)は、南シナ海にある、インドネシア領の諸島である。157個の島からなり、カリマンタン島の北西に位置する。リアウ諸島州に属し、最大の島は北部にある大ナトゥナ島。南部は南ナトゥナ諸島とも呼ばれる。広義ではアナンバス諸島やタンベラン諸島も含む場合がある。人口は約6万9千人。天然ガスが産出するほか、漁業・農業が中心であり、観光業はまだ発展していない。インドネシアの排他的経済水域(EEZ)末端にある東ナトゥナガス田は世界最大級の埋蔵量を持つ。ナトゥナ近海でインドネシアが設定しているEEZは、中国が管轄権を主張する九段線と一部重複しており、係争海域となっている。2010年と2013年にナトゥナ諸島近海で中国漁船がインドネシアに拿捕されたため、中国は武装艦を派遣して漁船を奪還した。インドネシア側は領有権問題は存在しないとしつつも空軍施設の強化を計画するなど警戒を強めている。2015年9月に同諸島を視察したリャミザルド国防相は、新たに海軍の艦船3隻と特殊部隊、さらに空軍の戦闘機4機を新たに配備する計画を表明した。これらにより、ナトゥナ諸島の駐留兵力は約4000人に倍増する。インドネシアは中国を国際司法裁判所に提訴することも検討している。中国は政府レベルでは「ナトゥナ諸島の主権はインドネシアに属しており、中国が異議を示したことはない」としつつ、メディアが「ナトゥナ諸島は宋代から清代にかけて中国か、中国系王国の支配下にあった」と報じている。
出典:wikipedia
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