ショッピングタウンピアは福井県福井市二の宮に所在していたショッピングセンター。地元の専門店による地元商業組合法人の協同組合フクイショッピングプラザと、ジャスコ株式会社(閉店時はイオン株式会社、現:イオンリテール株式会社=イオンの純粋持株会社移行による)が共同で運営を行っていた。なお、長野県下伊那郡阿智村に所在する同名の商業施設であるショッピングタウンピアとは、資本と人材共に無関係である。1977年11月23日開店。福井県内初のショッピングセンターであり、専門店による組合と核テナントが同居した日本初のショッピングセンターでもあった。このような形態で運営しているショッピングセンターは「福井方式」と呼ばれ全国的にも注目を浴び、現在多数ある商業施設の中(特に福井県内における)にもこの方式に沿った形態のものが多い。ジャスコピア店が受け持ったのは店舗南側の部分で、主に生活用品などを取り扱っており、食品はユース運営の「ピアフードマート」が専門店側に入居する形となっていた。1990年代後半以降、近隣にヤスサキ(パワーシティワイプラザ福井店、1997年開店)やフェアモール福井(アピタ福井大和田店、2000年開店)が相次いで開店したこともあり、次第に来店者数が減少していったことから、リニューアルオープンを執り行うという名目で2003年5月12日に一旦閉店する。しかし、2003年7月28日に運営するフクイショッピングプラザが福井地方裁判所へ自己破産を申請したことによって、リニューアルの予定は全面的に白紙となった。なお、閉店前後にはイオン(当時)との土地売却交渉を行っていると報じられていたものの、交渉が難航していた上、実際にはフクイショッピングプラザ独自での改装は閉店前の段階で断念しており、今後の先行きは不透明だった。その後、県内の12の商業者による「北部商業開発事業協同組合」が設立され、イオンと共同での再建を目指すも、実現されることはなかった。一時期、東側駐車場が京福バスの駐車場として利用されたことがあった。その他、施設の西側にマンションが建設され、2008年4月には東側駐車場の一部に自動車販売店「Honda Cars福井南二の宮店」がオープンした。2004年12月22日には、土地全体の約6割(旧・フクイショッピングプラザ所有分)を「コパ(現:エルパ)」を運営するフクイモールが12億3600万円で落札・所有したが、建物の解体について先行きが未定だったことで、2007年4月には運営していたイオン株式会社とフクイショッピングプラザに対し、建物の解体と土地の明け渡しを求める訴えを起こす。2008年12月24日に、福井地方裁判所は(イオンの純粋持株会社化に伴う事業移管先の)イオンリテール株式会社の責任(一部フクイモールと協同組合福井ショッピングモールが負担)による建物の解体を前提とした和解勧告を出し、2009年4月24日に和解が成立した。フクイモールは建物解体後の跡地に中規模のショッピングセンター「二の宮マーケットプレイス(仮称)」の開店を検討していたが、上記の明け渡しの問題から計画は頓挫し、2010年6月10日には同社所有分の土地を県内の不動産会社へ売却。同日に同県のドラッグストアチェーン・ゲンキーが土地の賃貸借契約締結を発表し、2011年5月26日に店舗をオープンさせた。
出典:wikipedia
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