ベトナムコブイモリ（越南瘤井守、"Paramesotriton deloustali"）は、イモリ科コブイモリ属に分類される有尾類。ベトナム北部（タムダオ山脈）固有種全長20cm。体形は頑丈。尾は体長（頭胴長）よりもやや短く、側偏する。皮膚の表面には無数の皺が入り、背面には多くの隆起がある。吻端から耳腺、脊椎の上部に特に発達した隆起がある。また体側面には瘤が左右に12ずつ、肋骨に沿って並ぶ。背面の色彩は緑褐色で、赤い斑点が入る。腹面の色彩は赤やオレンジ色で、黒い多角形状の斑紋が入る。頭部は大型で幅広い。耳腺は扁平で大型。標高900m付近にある渓流や水溜りに生息する。分布域が限定されているため元々の生息数は少ないと考えられており、ペット用の採集などにより生息数は減少している。ペットとして飼育されることもあり、日本にも輸入されている。流通は極めてまれ。アクアリウムで飼育される。協調性に欠け同種他種問わず噛み殺すことがあるため、基本的には単独で飼育する。

出典:wikipedia