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オオダイガハラサンショウウオ

オオダイガハラサンショウウオ("Hynobius boulengeri")は、有尾目サンショウウオ科サンショウウオ属に分類される有尾類。日本(紀の川・吉野川以南の奈良県・三重県・和歌山県)固有種模式標本の産地(模式産地)は大台ヶ原山。全長12 - 20.4センチメートル。体側面に入る皺(肋条)は左右に13本ずつ。尾は長く、頭胴長とほぼ等しい。尾の先端は側偏し鰭状になる。背面の体色は石板色で、斑紋は入らない。上顎中央部に並ぶ歯の列(鋤骨歯列)はアルファベットの「U」字に近い「V」字状。後肢の趾は5本。涙骨が外観から見えることから"Pachypalaminus"属として記載されたが、現在はサンショウウオ属との差異はないとしてサンショウウオ属の構成種とする説が有力。2007年に四国個体群がイシヅチサンショウウオとして分割し独立種となった。2014年に天草諸島個体群がアマクササンショウウオ"H. amakusaensis"・大隅半島個体群がオオスミサンショウウオ"H. osumiensis"・祖母傾山系個体群がソボサンショウウオ"H. shinichisatoi"として分割し独立種となった。標高200 - 1,750メートルにある広葉樹林や針広混交林に生息する。渓流の周辺や斜面にある岩石の隙間・落ち葉や倒木の下などで過ごす。幼生は三重県の例では同所的に分布するコガタブチサンショウウオ・ハコネサンショウウオよりも上流域に生息しすみ分けを行っている。地中や石の下・渓流内で冬眠するが、12月から翌1月に活動することもある。シーボルトミミズなどの環形動物、昆虫、クモなどを食べる。幼生は水生昆虫、水中に落下した陸生昆虫やクモ、甲殻類、環形動物などを食べ、共食いも行う。繁殖様式は卵生。2 - 5月に渓流の岩や倒木の下などに17 - 47個の卵を1対の卵嚢に包んで産む。卵は5月以降に孵化し、幼生期を水中で過ごす。幼生は主に孵化した翌年の9月に変態し幼体になるが、孵化した年に変態する個体やさらに翌年(孵化してから2年目)に変態する個体もいる。このことから幼生には流水が通年で枯れない環境を必要とする。オオダイガハラサンショウウオの生息には、渓流と林床が必要であり、源流域を含む広い自然林を必要とする。また冷涼な気候を好むため、地球温暖化の進行はオオダイガハラサンショウウオの生息域を狭めるとされる。道路・砂防堰堤建設・森林伐採による生息地の破壊、およびそれらによる土砂の流出や観光地化に伴う水質汚濁、ペット用の乱獲などにより生息数は減少している(ただし2004年版のIUCNレッドデータでは四国・九州個体群を、2012年版の環境省レッドデータでは九州個体群も本種に含めて評価されている)。奈良県や三重県では県の天然記念物に指定されている。

出典:wikipedia

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