満珠(まんじゅ)は日本海軍の帆走練習艦。艦名は関門海峡東口にある満珠島にちなむ。島名は日本書紀の記述に由来する。帆走練習艦としては従来「富士山」「肇敏」を使ってきたが老朽化により代艦が必要となった。ただ新造船には他の役務があり、帆走を備える艦船も少なくなった。また鋼鉄製の艦船の登場により貯蓄していた木材の需要も少なくなったため、木造の帆走練習船として「満珠」「干珠」の2艦が建造された。艦型は三檣バーク型、明治19年度計画(1886年)で、小野浜造船所で建造された。起工日は異なるが、進水、竣工とすべて同型艦の「干珠」と同一日である。竣工後は練習艦として使用され、1890年(明治23年)8月23日に第三種に定める。日清戦争では軍港警備艦とされた。その2年後の1896年(明治29年)9月26日に「干珠」とともに除籍された。船体は佐世保海兵団付属とされ、1909年(明治42年)9月17日に廃船、翌1910年(明治43年)1月20日に文部省に移管、佐賀県立商船工業学校の実習船となった。
出典:wikipedia
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